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2人だと少し狭く感じるベッドが好きだった 。
別れを告げたのは俺
大切でかけがえのない存在を容易く手放したのは俺なのに、
頭ではわかっていても心はそれを受け入れてなくて、
最後まで嫌と言ってくれた大ちゃんを突き離したりせずに、もう一度手を差し伸べていたら
多分こんな思いはしなくて済んだはず
「 涼介、マネージャーが呼んでたよ 」
俺たちが別れてから気を遣ってか、知念も俺と距離を置いていて、あの日から一度も俺を誘ってくることはなかった 。
『 ん、りょーかい 』
然程変わらない身長でも数センチ下にある頭をぽんぽん叩くのが俺の癖
好きとかそんな意味はない 。ただ可愛いから、弟みたいな存在の親友だから 。
ぽんぽんってすると嬉しそうに微笑んでくれたはずなのに、その表情もいつしか寂し気に目を伏せてしまうようになったのは何時からだっただろうか 。
「 せっかくセットして貰ったんだからくしゃくしゃにしないで バカ涼介 」
儚い表情から一転、悪態をついてもピンク色に染まった頬が
小さい知念だからこそ一層可愛く見えた 。
マネージャーのところへ行く前に手についた整髪剤を洗い落とそうとしたら、ベタベタした感触がリアルに残っていて
簡単に取ることのできないそれに自分の未練がましさを重ねた 。
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朱里(プロフ) - リアルに泣いちゃいました!この小説はとてもいい作品だと思います!!文才がありすぎて!!スゴいです!!これからも応援してます!頑張ってください!! (2016年4月4日 15時) (レス) id: 5b389bc41a (このIDを非表示/違反報告)
八乙女さき - おーまたまた泣けます!本当にこの小説大好きです!体に気おつけて頑張って下さい! (2016年3月31日 17時) (レス) id: 8654248d04 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす - 更新はやk…(殴 (2016年3月30日 7時) (レス) id: 5a111eb594 (このIDを非表示/違反報告)
わっほいほい! - 更新がんばっ! (2016年3月22日 19時) (レス) id: 5a111eb594 (このIDを非表示/違反報告)
ラピ - 切ない、、、切ないです。 (2016年3月13日 15時) (レス) id: 42261af471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:や ま め ろ*。 | 作成日時:2015年11月29日 13時