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窓から射す眩しい光で目が覚めて、一気に襲って来たのは頭痛と吐き気 。




シーツを握って、押し上げるような吐き気になんとか耐えると目眩まで襲って来て完璧な二日酔い
昨日のことを思い出そうとしても飲み会の最初の方しか記憶になくてどうやってベッドまで帰って来たかわからない 。





水飲みたい 、そう思ってキッチンに行こうとした時にようやくここが俺の家じゃないってことがわかった 。




なんで俺伊野ちゃんの家にいるんだろう?



いつもなら酔い潰れた俺を山田が迎えに来てくれたり、他のメンバーが俺の家まで送ってくれたりしたから
わけのわからないまま泊まっていたことは初めてで少し戸惑う 。





『 いのちゃん .. ? 』




ベッドから抜けてリビングに行っても伊野ちゃんの姿はなくて勝手にだけど冷蔵庫のミネラルウォーターを一つ貰った 。




身体の怠さと二日酔いの症状に負けて傍にあるテーブルに伏せた時、遠くの方でいのちゃんの声がした 。







「 あ、大ちゃんおはよ 」




どうやらシャワーを浴びていたらしく頭をバスタオルで拭きながら隣に座ったいのちゃんからはシャンプーの匂いがふわふわ香った 。




『 昨日、 ごめんね
... 俺覚えてなくて、迷惑かけちゃったでしょ ? 』




「 今更気にしたった大ちゃんが酔い潰れるなんていつものことじゃん(笑)
あ、山田には連絡しておいたから大丈夫だよ 」




『 ん、 ありがと 』




山田には連絡しておいたよ っていのちゃんは優しさで教えてくれたのに、 連絡を受けても迎えに来てくれなくなっちゃったんだ 。って凄く凄く悲しかった




「 .... 大ちゃんさぁ、山田と付き合ってて幸せなの? 」





俺、そんなに悲しそうな顔してたのかな 。
顔に出さないように気をつけてたのに



顔を上げると眉を下げて困った表情のいのちゃんと目が合った




「 覚えてないかもしれないけど、昨日飲み会の時 山田のことで大ちゃん泣いてたよ ? 」







問い詰めるいのちゃんはいつになく真剣で
どうして彼がここまで俺を心配してくれるのか
この時はまだわからなかった 。





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朱里(プロフ) - リアルに泣いちゃいました!この小説はとてもいい作品だと思います!!文才がありすぎて!!スゴいです!!これからも応援してます!頑張ってください!! (2016年4月4日 15時) (レス) id: 5b389bc41a (このIDを非表示/違反報告)
八乙女さき - おーまたまた泣けます!本当にこの小説大好きです!体に気おつけて頑張って下さい! (2016年3月31日 17時) (レス) id: 8654248d04 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす - 更新はやk…(殴 (2016年3月30日 7時) (レス) id: 5a111eb594 (このIDを非表示/違反報告)
わっほいほい! - 更新がんばっ! (2016年3月22日 19時) (レス) id: 5a111eb594 (このIDを非表示/違反報告)
ラピ - 切ない、、、切ないです。 (2016年3月13日 15時) (レス) id: 42261af471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:や ま め ろ*。 | 作成日時:2015年11月29日 13時

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