ワスレナグサ ( ym × ar )

▽ 29 ar ページ29

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目が覚めると薬が効いたのか少し体調はよくなっていて
まだ熱っぽいけど昨日に比べたら全然マシだし今日は俺が朝ごはん作ろうかなってキッチンに行った 。





この前山田に教えてもらったオムレツでいいかな
冷蔵庫を開けて一人で呟きながら鼻歌半分作り始めた




『 わっ、 殻入ったぁ ... 』




なんでも簡単に料理して食べさせてくれる山田とは違って卵割るのも一苦労
ボウルに入った殻を取ろうと苦戦してるとふわっと山田の匂いに包まれた 。





「 おはよ ... 」



俺の事を後ろからぎゅって抱き締めて耳元で囁くと肩に顎を乗せてきて心臓が口から飛び出してしまうんじゃないかと錯覚する 。




『 お、はよっ / 』



「 大ちゃんまだ熱っぽくない ？ 大丈夫 ？ 」



『 へいきっ 、 / 』




もう卵の殻がどうとか考えられなくて赤くなった顔がばれないように必死だった 。




「 あ、大ちゃん卵焼き作ってくれるの ？ 」



『 オムレツ作ろうかなって 、 』



「 ふは、肉ないから中身できないじゃん(笑)」




そうだ、忘れてた 。 クスクス笑ってる山田は放っておいて殻を取る作業を再開しようとしたら部屋着の裾から入って来た山田の手



『 ちょっ、と .. ! // 』






「 最近シてないね 」


















「 今日の夜、いい ？ 」







返事はもちろん決まってた 。






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