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「けーと、おはよ」
「あ、ちぃちゃん風邪治ったの?今日も休みだったらお見舞い行こうと思ってたのに」
昨日は休んでいたけれど、今日は涼介のお仕事が休みの日だったから僕は大学に行った。
昨日も今日も涼介の顔を見ていないから、このまま時間が解決してくれると思ったし、なにより涼介は覚えていないみたいだから
僕自身がさっさと忘れてしまえば、あのキスは無かったことにできると思った。
僕が何も連絡しないで来ちゃったから圭人は少しびっくりしていたけれど、いつもと変わらず隣のスペースを開けて僕を座らせてくれる
「後で昨日の分のノート見せてあげるね 」
涼介も圭人も同じ男の子で
2人とも優しくしてくれるのに、どうして僕の頭の中はすぐに涼介でいっぱいになっちゃうんだろう
「 ちぃちゃん?体調悪い?」
無意識に出た小さなため息が圭人の眉を歪めてしまった。
そんな顔、させるつもりじゃなかったのにな
ふるっと首を横に振ると圭人の大きい手が僕の頭をぽんぽん撫でた
「 辛くなったらすぐ圭人に言うんだよ?」
体調を気にかけてくれたのか、僕の様子を気にかけてくれたのか、それは圭人にしかわからないけど
過保護なくらい優しい圭人の隣にいると、不思議なくらいに安心できて
圭人と一緒にいる時だけは涼介のことを忘れられる気がした。
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(名前)(プロフ) - 更新楽しみにしてます( i _ i ) (2018年1月14日 21時) (レス) id: 7e3c6d7966 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるフラペチーノ - 面白いです!!これからも頑張ってください!!大ちゃんいい人です (2017年3月2日 18時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:や ま め ろ*。 | 作成日時:2017年1月8日 1時