お馬さんと鈍感少女

鈍感41 ページ48

良亮side



良「ね、A」


貴「ん?何?」


良「オレのことどう思う?」


貴「っへ…?」







しばらく沈黙が続く。




時計の秒針がやけに大きく響いている。







貴「…あたし良亮のことは、仲のイイ友達としか思ってなくて」


良「そっか、そうだよね…でもこれだけは言わせて?」


貴「ん?」








.




良「オレ、Aのことが好き!Aの気持ちは分かっちゃったから答えは出来ればでイイよ」


貴「ありがと…ってあたしの気持ちって…?」





え、分かってないの?


オレと居るときと郁人と居るときは、雰囲気が違う。


Aは、郁人のことが好きなんだよ







良「Aもいつか気付く日が来るよ」


貴「…実はもう薄々気付いてる」


良「そうなんだ…って、ええぇぇえっっ!!」




.

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