お馬さんと鈍感少女

鈍感30 ページ34

郁人side



Aがわざわざお見舞いに来てくれて、しかも!




雑炊まで作ってくれた。


オレに食べさせてくれた。


オレ…熱出して良かった!!←




そんな幸せに浸っていたオレは、Aに今日の事を聞いてみた。



郁「今日、どんな感じだった?」


貴「ん?何が?」


さすがバカ。


今日どうだったって聞いてもすぐに理解出来ない。




郁「良亮とか…」


最近、オレは心配なんだ…もしかしたら良亮がAの事を好きなんじゃないかって思うようになった。



"良亮"


その言葉を出すとAの顔が曇った。



貴「いつも通りだった…かな?」


そう言ったAの目が泳いでることに気がついた。


Aは、ウソをつくとき目が泳ぐ癖がある。




郁「お前、ウソついてんだろ」


貴「え、なんで」


郁「目が泳いでる…」




何年間、一緒に居ると思ってんだよ…

良亮と何があったんだよ…




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