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薮サイド





局でのメイク前に吸入をした涼介は、特に不調をきたすことは無く。




「あーあ、ここでは何も食べれなかったよ。」


「いや、八乙女さんあなた噛んでたでしょ。次もっと順番考えなきゃ。」


「いや涼介も噛んでたよ笑。」


「結局僕だけだから噛んでないの。」


「……はい、カット!!ありがとうございました。じゃあ2軒目向かいましょう、皆さん車へお願いしまーす。」




「ほんとにお腹すいたなー。」


「ひかが噛まなかったら食べれてたけどね。」




スタッフさんとたわいも無い話をしながら、出口に向かう知念と光の会話を聞いていた時、僅かだが煙草の匂いが鼻をかすめた。


辺りを見回すと、知念たちの少し後ろを歩く涼介が喫煙席のブースを通り掛かった時、喫煙席を利用していた客が出てきたようで。




「…コホッコホッ。すみません。」




涼介が控えめに咳をし、喫煙席から出た客に通路を譲った。




「ッ、、ッ、、、」




スタッフさんと話しながら涼介を目で追っていると、その後ろ姿は、たまに上半身を震わせていて。


半ば上の空で聞いていたスタッフさんに一声かけてから、涼介の元へ向かう。




「、、ゴホッケホッ、、ゴホゴホッ、、」




少し歩くスピードの落ちた涼介は、痰の絡んだ咳をしていて。


声をかけようとすると、少し距離ができていた知念と光がちょうど店の外へ出たらしく、冷たい空気が入って来た。




「ゲホゴホッ、ゴホッ、ヒュー、ケホッ、、」


「涼介!!」




駆け寄って、不規則に上下する背中に手を置く。




「大丈夫、すぐ楽になるよー。マネージャー!!」




慌てて叫んだ声によって、騒然とする店内。


しかし、既に外に出てしまった彼には聞こえず。


スタッフさんが躊躇なくドアを開け放ってくれて、




「マネージャーさん!!山田さんが!!」




と声を上げると、ドアの真ん前に居た知念と光は、涼介の変わり様に驚き、血相を変える。




「涼介!?」


「山田、!」





ただ事ではない様子に、店の外のスタッフさんと話していたらしいマネージャーが走り寄る。




「ゲホッ、、ヒュッ、ゴホッゴホッ、、ヒュー、」




その間にも、喘鳴と痰を伴ってずっと続く咳は、涼介の体力を削り続けた。

・→←喘息【いた。様リク】



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あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…!メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/asumi_ry  
作成日時:2020年2月15日 17時

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