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知念サイド
｢ロケ中断させてしまってすみません、今は涼介を病院で診てもらうことを優先させて下さい。｣
本来僕が言った謝罪は最低限で、残って各スタッフさんへ事情を話すべきところ。
でも、レギュラー番組のプロデューサーさんには、もしもの時ために涼介の喘息は話してあった。
その人の、”お大事に、知念もついててあげな”という言葉に甘えて同乗し、連絡をいれてから、涼介のかかりつけの病院へ向かう。
車の中、体力を奪われぐったりした涼介は、未だ続く咳にされるがままで、それと共に聞こえる苦しそうな呼吸に、いたたまれなくなる。
｢ヒュッ、ゴホッ、、ケホッ、、、んぅ、｣
｢20分経ったし、もう1回吸入しよう。｣
辛さを訴える目に耐えられずにいた所、後ろから吸入器を差し出す宏太。
それを受け取り、涼介に持たせると、ふぅっと吐き出した後、薬を吸い込むこと2回。
｢ッはぁ、、、｣
吸入器を持った手が、電池が切れたように座席に落ちる。
その時、車が停止して、一瞬重心が前に持っていかれる。
｢着きました！｣
先に車を出てひかと宏太が涼介を支えてくれる。
｢涼介病院ついたよー？｣
｢、、コホッ、、ヒュッ、、、｣
なんとか歩いてるけど、”大丈夫だよ”と言って笑ってくれない。
｢これ、車椅子で運んであげよう。あと個室にネブライザー用意しといて。β2刺激薬0.4mlと生食2ml。｣
｢はい。｣
3人に出迎えられ、内1人の看護師さんが車椅子を持ってきてくれて、お医者さんと看護師さん1人が足早に去っていく。
｢あ、俺押します。｣
｢お願いします。｣
｢ヒューッ、、ケホッ、、ん”んッ、、｣
涼介を座らせ、車椅子を押し、看護師さんについて行く宏太。
｢俺らも行こう。｣
｢…うん。｣
ひかに声をかけられて、少し小さくなった宏太の後ろ姿を追いかける。
｢宏太！｣
｢ん？｣
｢僕が押したい。｣
お店で何も出来なかった分、ずっと側にいたい。
その思いを汲んでか、変に気を回さず、
｢おぉ、よろしく。｣
と言ってくれた。
車椅子に座る、完全に脱力した涼介。
｢……軽い。｣
天候と忙しさは、いくら涼介が体調管理をしていても、どうにもならない。
それでも、言い訳にせず与えられた仕事をこなしていた涼介に僕達ができることは、あるのかな。
━━━━━━
やっとTwitterリレー企画を出せまして…占ツク頑張ります！！
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あすみ(プロフ) - ゆでたまごさん» 急いで直させて頂きました…！メンバーを欠けさせるという最低な行為…(・・;)気づけて良かったです、指摘して下さってありがとうございました(T T) (2020年9月6日 0時) (
レス) id: d4de4d3e86 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あれ、2回送っちゃてました笑再びすいません← (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - すいません誤字です←岡本さんです失礼しました (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆでたまご - あ、あの、、ストレスの3ページ目、岡元さんの台詞の中に高木氏がいないんですけれど‥笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 04055ed816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/asumi_ry
作成日時：2020年2月15日 17時
