異端者たちのPromise...。

4人目の住人 ページ9

hk side







ゴクリ




とコーヒーを飲む。




目の前で同じくコーヒーを持つ薮は、


なんかもうスマートすぎて....


俺なんか足元にも及ばないくらいに、朝のコーヒーが似合う。



絶対本人には言わねぇけど....笑









そんなことを思いながら、次に起きてくるあいつの事を考える。


そいつは俺らの中で1番うるさくて

いちばん元気。


この家の.....






『太陽』




っていっても過言じゃない存在。









まあめんどくさい性格なんだけどなぁ〜笑笑




さっきも言ったように、朝から奇声を発して起きてくるあいつはきっと手が付けられない。



色々と、ね....。



だから知念が慌ててたんだよ。




まあそれは、あいつが元から持つ『能力』でもあるんだろうけど....









ふと今するべきことを思い出した俺は、キッチンへと向かい、先程棚から出してコーヒーを入れなかった残りのコップを机へと運ぶ。






今ある、中身が空の残り4つのコップは

毎日毎日起きてくるのが遅いやつらの分。






俺達と同じ時間に入れると、せっかくのコーヒーが冷めちゃうからね。









机に並べ、お湯を取りに行こうとしたその時。









デジャブだな....




薮の時と一緒だ。









ただ一つ違うこと。



それは.....









ﾄﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯｯｯ！！！！








そう、この音だ。

階段をバカみたいにデカい音出して駆け降りる音。







毎度の如く、耳を塞ぎたくなる。









ガジャンッ！！！！





「ハァ、ハァ、ハァ」








来たな。


そんなに息切らすなら走らなければいいのに。









そうやって呆れた目で目の前のこいつを見る俺と薮の姿。






そして、洗面所から鬱陶しそうな、嫌な目でこいつを見る知念。









その光景ですら、毎回の日常なんだ。









「んひひ〜...おはようっ！！」








この太陽の眩しさすらも。

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