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夢か現実か。




曖昧な記憶で俺が作り出した幻想かなって。
小さい頃に俺が出会った小さいお姫様。


今思うとあれが初恋で。



でも、今思い返しても俺の周りにそんな子いなかった
近所の子でも、幼稚園の子でもなかった。


だから、あれは多分夢だと思ってた。
お母さんに聞いてもそんな女の子の話なんて
知らないって言ってたし。








だから、あの日。


車の免許とるために始めたバイトの同期の奈緒が私の妹の写真見る?って見せてくれた写真に写ってるのを見てびっくりした。


あの時の子が現実にいるなんて思わなかったから。


奈緒「え、まつく私の妹のAに一目惚れですか???笑」


「いや、うるせえよ!!」


奈緒「仕方ない、今度うちに連れて行ってあげる。」


茶化す奈緒を横目にその日は俺は舞い上がって家に帰った。

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作者名:りり。 | 作成日時:2021年6月20日 22時

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