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店員さんが飲み物を運んできて。



いよいよ本題にうつんなきゃ。


お兄さん。


私の腹違いのお兄さんが
海人先輩か、この目の前にいる松倉さんか。



わかんないけど。


でも、私にお兄さんがいるのは本当なんだろう。


単刀直入に聞くしかない


「あの、私が妹っていうのはどうして分かったんですか?」


まず初めに。

何故私のことを見て分かったのか?
あの時、すれ違っただけなのに。


第一、私今日が本当の初めましてで。
松倉さんの顔をよく見てもわたしに似てるところなんてないのに。


松倉「あー、あの。

変わってなかったから。」


そう言うと1枚の写真を取り出した。


松倉「俺たち、昔、一緒に遊んだことあって。」


その写真には小さい女の子と男の子が写ってた。


松倉「これ、俺で。君。」

確かにこの女の子は私だ。


松倉さんは写真を裏返した。

写真の裏にはA(3歳)と海斗(5歳)と書いてあった。

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作者名:りり。 | 作成日時:2021年6月20日 22時

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