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｢ごめんね、元太も付き合わせちゃって｣
元太｢いや、逆に俺いた方がいいでしょ？｣
この前元太から告げられた、私のお兄さんと会うのに元太と駅で待ち合わせた。
｢なんか緊張する｣
元太｢A以上にあいつの方が緊張してるよ｣
って言いながら、本当のお兄さんが待ってるという店に向かう。
｢あーーー。てかなんで私って分かったんだろう？｣
元太｢直接あいつに聞けばいいじゃん｣
｢私、人見知りなんだけど。｣
元太｢あいつも人見知りだよ｣
まぁ、俺に任せろって自分の胸を叩きながら元太が励ましてくれる。
…元太ってこういうキャラクターなんだ。
セフ、としての元太しか知らないから本来こういう人なんだと今更ながら思った。
…今までも知ろうとしてなかっただけで本来は友達として仲良くできたのかな、なんて。
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作者名：りり。 | 作成日時：2021年6月20日 22時
