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宮近先輩が驚いた顔をして私を見つめる。
｢……言わないでください｣
宮近｢A……｣
｢まぁ彼氏欲しいとか付き合いたいとか思ってないんで！私来る者拒まず去るもの追わずの精神なんでひとり楽なんです｣
そう。私はそうやって生きてきたんだしこれからもそうやって生きてくの。
宮近｢……じゃあ、来る者拒まずなら俺でもいいってことでしょ？｣
｢宮近先輩、、、｣
宮近｢……海人のこと、忘れさせてあげる｣
そう言って私を見つめる綺麗な目を私は逸らせなくて。
宮近｢出よっか。｣
そう言って宮近先輩のあとをついてった。
助けてもらったお礼というのに宮近先輩がおごってくれて。
居酒屋を出て真っ直ぐホテル街へと進む。
半歩私の先を歩く宮近先輩の右手が私の左手と繋がれて
お互い無言のままホテルへと入っていく。
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作者名：りり。 | 作成日時：2021年3月12日 13時
