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私の気持ちは宮近先輩には全て見透かされてるんだなって。
奈緒ちゃんのように常に周りに人が居て誰からも好かれてるような人と一緒にいると私は誰からも必要とされてない気がいつもしてた。
だから好きでもない人に抱かれて今だけは私を見てるって状況を作ってきてたのに。
やっぱり宮近先輩にはかなわない。
宮近｢Aは自分に自信が無さすぎる｣
そう呟いて私のおでこをペしっと叩く。
宮近｢いつも奈緒と比べてるからだよ？｣
AはAでしょ？
って言いながら優しく微笑んで。
なんで宮近先輩はこんなに欲しい言葉をくれるのかな。
…なんで宮近先輩のことを好きにならなかったのかな。
あの時、奈緒ちゃんを訪ねてきたのが海人先輩じゃなくて宮近先輩だったら？
私の初めてが宮近先輩だったら？
また、何かが変わってたのかな
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作者名：りり。 | 作成日時：2021年3月12日 13時
