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てつやもざわくんもAも俺も、このターンはストライクは出せない。
「急に地獄かもしれん」
「言うなよお！！！」
Aの少しやつれた様子を見ながらてつやが投げると、願いを叶えるようにストライクが出た。続いてざわくんも狙いを定めて、
「いいよっしゃあああ！！！」
「ざわくんナイスゥ！！！」
連続ストライクで調子も士気も上がってきた。
「よし、リーチ決める！」
元気が回復したようにAもコントロールよく転がして、もちろんストライク！！
「やったあああ！！！」
初めてのリーチで22歳と23歳が盛り上がる。
「A最高！！ 神！！」
「りょうくんあとは頼んだよ！！！」
やっと解放されるかもしれない喜びと、
「さあ皆さん、見てください、これがフォースの瞬間ですよ！！」
「りょうくんが決めてくれます！」
「任せてください！」
俺が決めなければ帰れない上に罰ゲームまで加算されるプレッシャー。このタイミングで回ってきたのは柄にもなく緊張する。
そこを勘づかれてはいけないので、
「いきます！」
とにかく全力を尽くした……
はい、ごめんなさい。
ストライクが出ずに後ろを振り向くと、てつやが冗談めかしに仁王立ちして険しくしていた。ざわくんとAも落胆している。
「はいはいはい、罰ゲーム決めましょ……」
Aは悲しそうにトランプを取り出し、念入りにカードを切る。
「引いてくださーい」
「デデン！」
手の中で広げられたカードを1枚引き、一目確認して膝から崩れた。てつやに回収されたそのカードには……、
「すべらない話ー！」
自分にとってハードな内容が書かれていた。めんどくせえ！！！
でも時間は戻らないから改めてフォースを狙ってゲーム再開。てつやは決められなかったけど、ここまで調子のいいざわくんがまたしてもストライクを決めた。
「10フレーム目だからあと2回投げられるよね？」
「じゃあ1回虫眼鏡のターキーいっとこう」
「これ決まらんかったら罰ゲームね？」
「何で！？ターキーじゃん、フォースじゃないじゃん！！」
Aがかなり鬼畜な条件を突きつけて虫眼鏡の挑戦がスタートした。1回目はストライク、2回目もストライク。
「おお！！ ターキーだ！！！」
「見たか！！ 坂元！！！」
虫さんは仲間になってくれなかった。
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あおやなぎ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！ MIYAVIさんのギターと元の動画を見た時に書きたいと思った自己満です^^; 楽しめていただけたなら嬉しいです(^^) (2019年4月14日 9時) (
レス) id: c05e59e944 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - MIYAVIさんファンとしてはプチMIYAVI選手権楽しかったです！ (2019年4月12日 23時) (レス) id: b1b76353f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおやなぎ
| 作成日時：2019年3月21日 22時
