＊ ページ3
.
「次はてつや！ てつやは大学1年の時にとしみつの紹介で出会いましたね。前はNEWSの小山くんに似てるって思ってたんやけどなあ……」
そう言ってAは残念そうにてつやをジト目する。
「なんだ！ 今は似てねえのか！」
「全く似てない」
「酷い！」
酷くはない。今は清潔感のかけらもないからね。小山くんに失礼だ。
「しばゆーはてつやの紹介だね。すごい変な奴なのに頭がいいからよく分からない人ですね」
「ふふ」
皆の前で変な動きをするしばゆー。俺は笑ってしまったけど、Aには響かなくてこれまたジト目されていた。
「ゆめまるもてつやの紹介です。実は1番気が合うのはまるたんなんだよね」
「その呼び方したらゆめまる怒っちゃうよ？」
「ええねん。あれ照れ隠しやから！」
少しお調子者なのは理絵さんの影響か。確かにゆめまるも満更ではなさそうだから、少し嬉しいのだろう。
「最後はりょうですね。りょうは中学3年間同じクラスでした。かなり仲良かったんだけど、私の引っ越しがきっかけで音信不通になるんです。でも成人式で再会してから急接近して、数年後交際に発展しました」
よっ、とてつやが音頭をとると皆が一斉に拍手する。
「こいつら中学の時からずーっともどかしかったから！」
「誰がどう見ても両想いなのに違うって言い張るのはマジで馬鹿だと思った！」
としみつと虫さんも我よ我よと憎まれ口を叩く。片想いをしている時は基本自信なんてない。迎えに行くとは言ったものの、Aに彼氏がいたこともあってなかなか手を出せんかった。
両想いだなんて信じられんかった。
「まあまあ、落ち着いてくださいよ。ここで2つ目の自慢ポイント！ 素敵な親友達と彼氏に恵まれている！
岡崎で6人の大切な人達に出会えたんです。普段はなかなか言われへんけど、ものすごく感謝してます。ありがとう。これからも馬鹿やっていけたらなあ、なんて思ってます」
急にしおらしくなっちゃって。俺らの方こそ独特のノリに着いてきてくれてありがとう、という気持ちでいっぱいだ。
「他にも自慢があります。高校時代は理系で文理選択前の1年も含めて、3年間特別選抜クラスにいました。運動もできるし、ダンス部時代は2年間センターをやってました！」
ハイスペック紅一点、これからも目が離せない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおやなぎ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！ MIYAVIさんのギターと元の動画を見た時に書きたいと思った自己満です^^; 楽しめていただけたなら嬉しいです(^^) (2019年4月14日 9時) (
レス) id: c05e59e944 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - MIYAVIさんファンとしてはプチMIYAVI選手権楽しかったです！ (2019年4月12日 23時) (レス) id: b1b76353f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおやなぎ
| 作成日時：2019年3月21日 22時
