愛してるはあなたのために 9【BTS】

穴 ページ6

は…い？



昨日あんなに言われて…



このシチュエーションもおかしいけど…


「ユンギ…」
YG「ちゃんと返事して」
「今？」
YG「今…」

「起きていい？」
YG「ダメ…このままで」


…目の前の喉仏がゴクッと大きく動き…
心臓の音が聞こえる…


ユンギ…覚悟を決めて言ってくれたんだね…



そうだね…私も覚悟を決めた…



「私ね…昨日あの人の事…お似合いって言った事…それが無かったら…」



「ユンギの今の言葉を素直に受け入れてたよ」




「今…返事をしないといけないなら…」



「今はお付き合いできない…」



YG「…」


「ユンギ気付いてないけもしれないけど…あの人の事まだ想ってない？」

YG「想ってる訳ないだろ」

「そうかな？ユンギがあの人のことを話してる時に…日常の事なのかな？良くしてあげられなかったって言ってたよね…後悔の言葉に聞こえたよ」

YG「後悔なんて無いよ」

「無いのかもしれない…でもそう聞こえて…」
「あの人が何度裏切ってもよりを戻せるほど…」
「あの人の事が好き……愛してたんじゃないかって…私振られたァ〜って気持ちに穴が空いちゃって…あははっ」

「あの満月の夜…テヒョンが来た時私ちょっとがっかりしちゃって…」

「ユンギじゃなかったかぁ〜って」

「本当はユンギの隣に行きたくて…沢山顔を見ておしゃべりしたくて月に話しかけて…月に手を伸ばして…」

「つ…かみ…たかったのはユンギだったんだよ…」

YG「え…」


言わないつもりの気持ちを

また話した


テヒョンが言ってた
“ 好きだよ…愛してるよ…って言えるうちに…”

私がユンギに言ったのは
“ 好きだった”に聞こえる言葉…

“ ヌナ…使い方間違えてるよ”って
言われちゃうね…

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