微妙な気持ち ページ36
“プルルルルル” “プルルルルル” “プルルルルル”
…電話?
“プルルルルル” “プルルルルル” “プルルルルル”
私の携帯…?
“プルルルルル” “プルルルルル” “プルルルルル”
ユンギの…?
プッ…
「電話…」
どこだろ…
あれから…
ユンギから母への謎の宣言通り
私を強く抱きしめ
私の目線はいつもの喉仏
ユンギからの質問に答え
“ そんなに歩いて大丈夫なの”
“ 足治ったら韓国語と韓国料理習いに行くの?”
“ トオルさんにはもう会ったの?”
“ お父さんどんな人?”
お父さんの質問の時にはもう眠くて答えられなかった
“プルルルルル” “プルルルルル” “プルルルルル”
今そのお父さんからの電話…
“プルルルルル” “プルルルルル” “プルルルルル”
「お父さんだ…」
電話を取ろうと立ち上がった私の手を取り
ベットに戻した
「なに?」
YG「ここで話して」
「…もしもし」
父「グッドモーニング〜♪♪まーだ寝てるのぉ〜?」
「今何時なの…?」
父「もう7時だよぉ」
「まだ7時なのぉ〜もうちょっとあと1時間寝かせてよぉ〜」
父「彼氏いるんでしょ?今から行こうと思ってさぁ〜」
「えっ?」
父「10分位で行くからね」
「えっ!10分じゃ用意できないよ!」
父「おほほほ!電話切って早く用意した方がいいんじゃないか?」
「はぁ〜?ちょっと!」
母「崇志くん!!!!冗談言ってないで早くシャワーしてきて!!!もぉー電話代わって!」
父「あははっ〜ゆう子に怒られちゃったよ〜じゃぁなA〜♪♪」
母「もしもし?」
「朝から何の騒ぎなのよぉ…寝かせてよ」
母「昨日私だけユン君に会ったのが気に入らないらしくてね」
母「崇志くん…珍しく昨日の夜は深酒…」
母「今日は契約よりユン君に会えるのが嬉しいみたいよ…」
「あぁ…そうなんだ…早めにユンギと行くよ」
母「来る時連絡ちょうだいね…崇志くん逃げちゃうかもしれないから」
「楽しみなんでしょ?」
母「父親の微妙な気持ち分かってあげてね…」
「あぁはいはい…じゃぁ…」
YG「お父さんかぁ…また違う緊張がぁ…」
「…大丈夫…っていうか…まだ寝たい」
「ユンギ…ほいっ」
YG「なに?」
「両手広げてるのに何ってあるの?」
「これからまた緊張するユンギを抱きしめてあげるよ」
YG「うわぁ〜お!」
ユンギを抱きしめ…
YG「やっぱり小さいな」
「んもぉ離れて」
YG「あはっごめんゴメン」
また幸せな眠りについた…
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作者名:mon | 作成日時:2023年3月20日 11時