気に入ってるけど? ページ35
YG「すごく開放感あるけど…どうなの」
「どうなのって…私はこの部屋気に入ってるけど…」
YG「んー…」
言いたい事は分かる…
ワンフロアリビングの様な部屋で…
オープンキッチンの延長にダイニングテーブル
YG「このソファーも」
キッチンの正面にテレビ、それを囲むようにソファーがコの字に置いてあり…
YG「テレビも…ここでいいな」
テレビの後ろにウッドブラインドで仕切りベットが置いてある…
YG「この仕切りだけで…ベットって」
仕切りのない部屋に今度は言いたいことがあるらしい…
「私…気に入ってるんだよなぁ…」
ユンギ聞こえてる?
私気に入ってるんだよ…
YG「あの端の部屋は何?」
「右がゲストルームで…左がクローゼットルームだよ」
YG「ふーん」
出た…ふーん…
「なに?」
YG「ベットルームちゃんと作ろう」
「えーこのままでいいよ〜」
YG「絶対ダメ!寝てるの丸見えだぞ」
「このままで…」
YG「誰か入ってきたら…寝顔も寝相も色んなのが見られるぞ…」
YG「絶対ヤダ…」
何言ってるの…
「じゃぁ…さ…」
YG「違う所は借りない…」
「…はぁ…」
YG「どうせ三階もリフォームするからここもやろう…」
「…」
YG「A…何その顔」
私は気に入ってるんだって!
「ユンギ…」
YG「ん?」
「リフォームしないよ…」
「家族が増えたら部屋を作ろうって決めてるから」
「皆んなが来てる時はゲストルームで寝るよ…それでいいでしょ?」
YG「A…」
「ん?」
YG「分かったよ…寝顔もそのパジャマ姿も寝起きの顔も絶対に誰にも見せないで…」
「みんな興味無いよ」
YG「はぁ〜…その自覚のなさ…頼むよ本当に」
「…分かりました」
私の手を引き…
ペットボトルを冷蔵庫から水を取り
ソファーテーブルの上に
母からプレゼントされたまま置いてある箱を見て…
YG「お母さん…今日は何もしないで抱きしめて寝ます…」
ちょっと笑いながら
そんな事を言った…
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作者名:mon | 作成日時:2023年3月20日 11時