私のパパは8人？！ (ページ18)

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「それでさ？A」

『うん』

「今から話すことはりなには秘密ね？」

『わかった』

「気づいてると思うけど、ヴァサ、おり、深キョン、湧、うっちー、ひらつ、檜山、俺の8人はAの本当の父親じゃない」

『その8人誰も？』

「うん。それと、もう一つ」

『なに？』

「の前に、ちょっと確認。りながAに何を言いかけた？」

『えっと、多分コウ？って人との約束は守んないとって』

「そっか。その通り、コウとの約束はりなにとってAと同じぐらい守んないとダメなんだ」

『なんで？まずコウって誰？本当のパパ？』

「それは、違うとも合ってるとも言えない。ただ、賢いAならわかると思う」

『ん？』

「これ以上この問題に足を踏み入れたらダメだ」

『なんで？私が子供だから？』

「違う」

『じゃあ、なんで？』

「りなが子供だから」

『……ママが？でも、光成には、まだ子供でいてって言われたよ？』

「うん。もちろん、その約束にはAが子供のうちは言うなってあった。でも、明確に何歳とはないの」

『じゃあ！』

「Aを大人と思えない、思う勇気がないりなが子供なの。だからってりなを責めないって約束して？これは誰も悪くないの…お願い」

『ひでくん…』

「みんな、俺ら8人、りなとAのことがどこの誰よりも、どんな物よりも大切なんだ」

『………わかった』