ゆり組？いいえ、ひまわり組です 2 (ページ28)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:173,318 hit

_75 ページ28

いつの間にか寝ていて、次に目が覚めたのが午前3時

隣の亮平はぐっすり

起こさないようにベッドから出て、ベランダに出る

『わぁ、今日は星綺麗』

夜明け前ということもあり、気温はとても低い

吐く息が白くて、思わず身震いをする

空には星が見えて、地上には明るい建物たち

さすが日本の中心

星も綺麗だけど、少し遠くに見えるビルも綺麗だ

ベランダの手すりに寄りかかって見ていると

急に後ろから毛布で包まれる

亮「寒いじゃん、なにしてんの」

『星見たくなったの』

亮「じゃあ起こしてよ」

『起こすわけないじゃん、子供じゃないよ』

亮「子供じゃなくても風邪ひくでしょ」

『中入りなよ、亮平こそ風邪ひくよ』

毛布を私にくれた亮平は上着も着ずにそのまま

亮「起きたらAいないし、どこ行ったのかと思ったらベランダの鍵開いてるし、上着も着ずに外いるし」

心配してくれたらしい

『ごめん』

亮「今日は星綺麗だね」

『うん』

寒いの我慢して一緒にいてくれるあたり

モテるね

持ってきてくれた毛布ごと亮平に抱きつく

亮「なに？笑」

『寒そうだったから』

亮「ありがとう、暖かい笑」

暖かいのは亮平も同じ

亮平の背中ぽかぽかする

なんだか眠くなって、うとうとすると

亮「そこで寝ないでね？」

そう言って亮平のお腹らへんにある私の手を撫でる

『ベッド行こ』

亮「はいはい」

眠さが限界に来て、またベッドで2人して2度寝