ゆり組？いいえ、ひまわり組です 2 (ページ3)

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しばらくして扉からｺﾝｺﾝと音がなる

『はい』

目「お待たせしました」

『全然、こちらこそごめんなさい』

目「気にしないでください。目眩治まりましたか？」

『もう、大丈夫です』

目「今日俺珍しく車なんですよ。Aさん良ければ送ります。」

『いや！さすがに申し訳ないです。』

目「そうですか？じゃあ俺がめちゃくちゃAさんの心配しながら運転して、事故起こして死んだらAさんのせいね？」

『え！？』

目「いいんですか？笑」

『冗談言わないでください、笑』

目「うん、じゃあ決まり」

『いいんですか？』

目「ダメだったら言わないっすよ笑」

『じゃあお願いします』

目「はい」

と言って目黒さんの車に乗り込んだ。もちろん後ろに

目「阿部ちゃん、ちょっと元気なかったですよ」

『…そうですか』

目「ははは笑 2人ともわかりやすっ！」

『悪いの分かってるんです。私が悪い』

目「体調でしょ？すみません、話してるの見ました」

『すみません、お恥ずかしいところお見せして』

目「心配なんですよ、Aさんのこと大事にしてるの見え見えですから笑」

いつも頭悪いキャラでいるのに、

こういう時だけ大人なのはずるい

『歳下にこんなこと言われるなんて、ダサいですよね、笑』

すると、バックミラー越しに目が合う

目「年下扱い嫌だから、大人に見えるようにしてるの」

そう、少しこちらを睨むから

それさえも可愛く感じて

『目黒くんはそのままでかっこいいですよ』

なんて言えば

目「それは、ずるくないすか」

なんて顔を赤くする君は、まだまだ可愛い歳下だよ