story14 ページ16
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私は他人のフリをしながらお冷とおしぼりを持っていき、おじいちゃんがいる厨房に戻った。
祖父「みなと、今の翔太くんじゃないか?」
「うん……でも先輩方と一緒だから……ほら、翔太くん、仕事の人たちに結婚のこと秘密にしてるから。」
祖父「そういえば、そうだったね……大丈夫か?ほかの子にオーダー行かせて……。」
「大丈夫だよッ、迷惑かけれない。忙しいしね。」
紘「すいませぇーん。」
私はおじいちゃんに笑顔を向けると呼ばれて先程の席に注文を取りに行った。
「ご注文お伺い致します。」
達央「ほら、何食べるんですか?自分で言ってください。」
真守「えー昨日と同じ!!なんだっけ?」
達央「これだろ、俺もこれ、2つ。」
健一「俺はこれにしようかな。下野は?唐揚げあるで。」
紘「本当だッ、これください!!」
拓篤「下野さん、また唐揚げですか笑笑俺はこれで!!蒼井くんは?」
翔太「え?あ……お、オムライスで。……お願いします。」
ぎこちない態度で翔太くんはいつものものを注文した。
「畏まりました。」
達央「翔太、態度がなんかよそよそしくないか?」
真守「なにー?蒼井くん、下野さんに続いてみなとちゃん気になってるのー?」
紘「なんで俺が入ってるんだよ!!」
「……なんで名前……」
真守「あー、昨日あそこにいるおじいちゃんが言ってたから……名前違った?」
「あ、あってます。」
よ、よんで頂けるなんて感激。
翔太「……。」
私が心の中で喜んでいると翔太くんが頬をふくらませて拗ねていた。
達央「なんだよ、翔太。ほっぺ膨らませて。」
翔太「……なにもないです……」
健一「やっぱりこの子事気になってるんちゃうの。」
翔太「鈴村さん!!」
「あ、えっと……失礼しました。」
バレないように早めにその場から離れようとした。
心臓に悪すぎ……。
「蒼井ちゃんッ。」
他のスタッフさんに呼ばれ振り向いた。
翔太「「はい?(え?)」」
蒼井ちゃんって……私のことなのに……あれ……今……被った。
私がちらっとさっきの席を見ると翔太くんがびっくりした顔で私の方向に顔を向けていた。
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ひな(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしております★ (2017年6月26日 20時) (レス) id: b043f7ee64 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 更新頑張ってください(*^▽^)/★*☆♪ (2017年5月26日 20時) (レス) id: 6b495d3733 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 更新頑張ってください!!!! (2017年5月9日 10時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
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