一般人と声優さん【蒼井翔太】 (ページ15)

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_みなとside_

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お昼帯で、少し忙しい時間、ｶﾗﾝ……と音を立てて、数人の男性客がいらっしゃった。

「いらっしゃいま……せ……。」

……え?んん?

真守「こんにちはー。」

「……え、あ……。」

宮野さん……?!なんで……。

達央「席空いてますか？」

「え、あ、はいｯ、あちらのお席でお願いします。」

私は昨日と同様に来店された宮野さん、鈴木さん……他の方に驚きながらお席に案内をした。

……ほかの方って、寺島さん、鈴村さん、下野さん……人気の方々……どうして……。

私は疑問に抱きながらも、お冷などを持っていった。

「失礼致します。お冷です、こちらに置きますね。」

私は人数分のお冷とおしぼりを置いていった。

拓篤「あ、もう1人あとから来るのでもう一つください。」

「畏まりました、またご注文お決まりになりましたらお呼びください。」

真守「待って待ってｯ!!」

私がその場を去ろうとすると宮野さんが腕を掴んでた。

「はい？なんですか？」

真守「昨日のことを改めてお礼を……。」

「昨日……？あぁ、大丈夫ですよｯ!!ここのお店はお客様にリラックスして頂けることをコンセプトにしてるのでお困りなことがあったら対処するのが当然です……っておじいちゃんの受け売りですけど笑」

達央「それでもこっちはすげぇ助かったから、マジありがとな。」

「……どういたしまして笑」

私はニコッと笑いながら答えた。

健一「なんや、下野。ぼーっとして……この子に惚れたか笑」

紘「違いますｯ!!すいません……。」

「いえいえ、失礼致します。」

今度こそその場を去ろうとするとｶﾗﾝとまた、ドアが開いた。

「……あｯ」

翔太「…………。」

翔太くんが入ってきて嬉しくなった私は駆け寄ろうとすると翔太くんは困った顔をしていた。

「……？いらっしゃいませ。」

翔太「他人のフリをして。」

「え？」

その言葉を謎に思った私は何故か聞こうとすると同時に後ろから大きな声が聞こえた。

真守「蒼井くーんｯ、こっちこっち！」

翔太「はい……ｯ」

……あ、そういえば、お仕事の人には秘密にしていたんだっけ。