一般人と声優さん【蒼井翔太】

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達兄、マモ兄の案内で僕と先輩方は噂のカフェに向かっていた。









真守「ついたー！」





マモ兄がはっきりそう言うと僕は目の前の光景を疑った。





……え、ここって……いつも……来てる……。




大好きな人が働いてる……カフェ「Luna」……?





翔太「え……。」





達央「どうした？翔太。」






嫌な予感ヒットした……。







翔太「……あ、ま、マネージャーから電話来ていて……!!ちょっと失礼します!!」






達央「おう、先入ってるぞ。」






翔太「は、はいｯ!!」







入られてもと困るけど今はそんな話してる場合ではなかった。









翔太「……一旦……整理しなきゃ……」








落ち着いて……落ち着く……。





ここはいつも僕が来てるカフェ「Luna」。





外観も同じだし、雰囲気も一緒だから間違えるはずがない。






いつものおじいちゃんがいれる美味しそうなコーヒーの匂いもする。






それで……達兄とマモ兄が困ってくれてる時に助けてくれた子の名前は「みなと」……ここで働いてるだーいすきな奥さん♡の名前は「みなと」……






……偶然……他にアルバイトで「みなと」という子を聞いたことないし……。









杞憂で終わって欲しかったのに……どうしよう……。







今……休憩中かな？








電話してみようかな……。






休憩中なら……事情説明して……。







出来ることなら隠し通したい……。






僕は携帯を取り出すとみなとにかけた。







1コール……2コール……。






心臓がドッドッと鳴る。





汗をかいてしまう……






お願い……出て……。





「"ただいま電話に出ることが出来ません……"」







だ……ダメか……







……みなとなら察して……くれるかな……







腹を括るしかない……







僕は深呼吸をするとお店の中に向かった。









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