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ep.2 ページ2

「二次セレクションを終えた
お前らの食事を徹底管理することになった。
それにあたり今日からブルーロックの厨房で総料理人を務める若きエリートに来てもらった。」

『月城学園から参りましたシェフのAAです。
今後あなた方の身体を作っていく
食事の管理を担当いたします。

最初に言っておきますが、
私が出した料理は絶対に完食してください。以上です。」



私は視線を地面に落として一礼をした。
眼前に広がるのは同い年くらいの
平均的に背の高い男の子たちばかり。

そう、ブルーロックプロジェクトとは
未来のエースストライカーを育てるための
言わば育成プログラムのことである。

こうして未来ある若いストライカー達がここで鎬を削り
後のサッカー日本代表を支えていくのだ。


『(サッカーが疎い私でも連日炎上報道されてるこのプログラムは知っている。

最後に生み出す絶対的なストライカーのために
他の才能の原石達を摘んでいく狂ったプロジェクト...)』



イカれてる。
素直な感想だった。
月城も卒業到達率は入学者の3割程度だけれど
この人たちは1/300の確率だったっけ。


まあそんなことはどうでもいい。
早くこのインターンを終えて、私は父様に私を認めさせる。
こんなインターンは私の通り道にしか過ぎないのだから。



「俺、栗が苦手なんだけど」


私が顔を上げると、坊主頭がそう呟く。
栗、そう栗のような見た目の人だ。


『それ、私に関係がありますか?
栗はビタミンB1が豊富です。糖質やアミノ酸を分解してくれます。アスリートならば好き嫌いをせず食べてください。
栄養バランスが完璧になるのなら私は栗も出します。』


当然だ。
完璧な栄養のために必要な食事があるのだから。
首を捻ってそう言うと、周りがざわつき始める。


「俺、好き嫌い多いんだけど...」

「咀嚼めんどくさーい」

「急に来て食事管理しますって言われてもなぁ...」


そんな声がちらほらと聞こえてくるが、
私は1度目を閉じて隣のひょろっこい男を見つめた。
絵心、とかいったっけ。
いかにも不健康そうな食生活を送っていそうな身体だ。


『もう厨房に戻っても?』

「構わないよ」


彼に許可を促して、私はその場から離れた。
クレームなんて聞かなくていい。
私が絵心から与えられた使命は


「最高のストライカーにするための栄養管理」だ。



Oui master(畏まりましたご主人様)



シェフは今日も忙しい

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きゅんた(プロフ) - たるとさん» 初コメありがとうございます〜!誤字ってますね〜!指摘ありがとうございます♡主人公総受けなんでまだまだ関係拗れていったらいいなあ〜!!! (2023年1月30日 2時) (レス) @page17 id: 7cf9bc3205 (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - 初コメ失礼します!!いつも楽しく読ませてもらってます!!玲王との展開も楽しみですしカイザーとの関係最高すぎます〜!!あと少し気になってしまったのですがティラピスじゃなくてピラティスな気がします!!細かくてすみません汗 (2023年1月30日 1時) (レス) @page17 id: 33239378f6 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - まるさん» 報告ありがとうございます〜!外しました! (2023年1月28日 13時) (レス) id: 7cf9bc3205 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ! (2023年1月28日 7時) (レス) @page1 id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅんた | 作成日時:2023年1月21日 22時

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