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「…だいちゃん、ちょっとちょーだい?」
我慢できなくなったのか、
今度は作戦を変更したらしい山田。
うるうると上目遣いで俺を見つめてお願いポーズ。
悔しいけど可愛いから、一口あげようとアイスを持っている手を差し出した。
「ありがとっ、だいちゃん!」
キラキラのアイドルスマイルを俺に向けた山田に、あぁやっぱこいつ可愛いわ、なんて思ったことは本人には絶対に言わない。
と、そんなこと考えていたら突然。
「えっ、ちょ、やまだ?!」
山田が俺の手をペロリと舐めた。
アイスじゃなくて、俺の手。
溶け出して俺の手にまで到達した甘い液体を、熱い山田の舌がすくう。
「ん、おいし。」
極め付けに、赤い舌を覗かせて自分の唇も舐めるから。
不覚にも、ドキッとしてしまった。
「だいちゃん?」
どうしたの?と思考がストップしている俺の顔を近距離で覗き込んで来る山田。
なんでもない風を装いながらも、その瞳は挑戦的だった。
なんだよ、それ。
俺のこと試してんの?
「やまだ、」
まあそれならそれで、
…好都合。
「誘ってんなら最初からそう言えよ。」
メンバーだからって、ずっと我慢してきた俺の努力は無駄だったってわけですか。
「だいちゃん、なかなかほんとのこと言わないから。」
誘ってあげたの、なんて偉そうなことを言う口を塞ぐ。
ようやく奪えたその唇をゆっくりと離すと、山田が顔をとろんとさせながら、
「もっと、…」
なんて言うから嬉しくて。
止まらなくなったのは、山田のせいだ。
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りょんな - なななさん» ありがとうございます!できるだけ更新していくつもりですので、また読みにいらしてください! (2018年7月21日 22時) (レス) id: a65994f48d (このIDを非表示/違反報告)
ななな - おかえりなさい!作品毎日欠かさず見てます!更新がんばってください(*´Д`*) (2018年7月21日 17時) (レス) id: 9722a33cb3 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - いのあやりんさん» ありがとうございます!1年も経っているのに覚えていてくださる方がいらっしゃってほんとに幸せ者です…。更新頑張ります!また見にいらしてくださいね♪ (2018年7月20日 23時) (レス) id: a65994f48d (このIDを非表示/違反報告)
いのあやりん(プロフ) - おかえりなさい!りょんなさんの作品大好きで、また読めるんだと思ったら嬉しくてついコメントしてしまいました(笑)更新頑張ってくださいヾ(≧▽≦)ノ (2018年7月20日 16時) (レス) id: 927e799c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りょんな | 作成日時:2018年7月19日 21時