JUMPの愛され赤色さん。- renewal -

愛すこと、愛されること。-ytym- ページ20

※ほんの少しだけ病み要素有り


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Ryosuke side



「ねぇやまちゃん。
最近また知念とよく会ってるね？」



金曜日の夜。
今日は久しぶりにゆうとくんの家にお泊り。


さっきまでふたりで楽しくご飯を食べて、明るい雰囲気だったところに突然のそんな言葉。


ぴくり、と反応してしまう俺。



「そ、そうかな？」



「うん。そうだよ。」



表情はにこやかだけど、その瞳の奥は笑っていない。
その鋭い眼差しに射竦められ、動けなくなる。



「…ごめん、気をつけるね。」



そんなことない、と思ったけれど、反論する勇気なんてなかった。


なんとか声を絞り出して、小さくそう言うと、ゆうとくんは満足したように今度は本当に微笑んで、



「わかってるなら、それでいいよ。
ごめんね、変なこと言って。」



と、俺を引き寄せ抱きしめた。


優しく柔らかく、壊れものを扱うかのように俺を包み込むゆうとくん。
さっきまでは、あんなこと言ってたのに。


しばらくの間、されるがままに、俺はゆうとくんに抱きしめられたままでいた。

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