猫耳と、君。-inym- ページ6
Ryosuke side
雑誌の撮影の待ち時間。
伊「やーまだ♪」
今俺を呼んだのが、俺の好きな人。
伊野尾ちゃん。
山「なに?」
伊「これつけて?」
伊野尾ちゃんが手にしていたのは…猫耳。
山「…はぁ?
なんで?」
伊「見たいから。」
キラキラした笑顔を浮かべながら、
俺を見つめる伊野尾ちゃん。
あー、ほんと、見た目に騙されちゃダメだよ。
俺の猫耳姿なんて見て、何になるんだか。
山「知念とかにつけてもらったら?
そっちの方が可愛いって。」
伊「俺は、山田の猫耳が見たいの。」
…無意識なのか、この人は。
そんなこと言われたらさ、
嫌でも期待しちゃうじゃん。
山「…わかったよ。」
結局俺は、この人に甘い。
だって、好きなんだもん。
渋々猫耳を受け取り、頭につけると。
伊「っ…!」
急に黙り込む伊野尾ちゃん。
山「ちょ、なんか言って…」
俺がそう言ったと同時に、
伊野尾ちゃんは何を思ったのか、
徐々に俺に近づいてくる。
山「え、あの、伊野尾ちゃん?」
一歩、また一歩と距離を詰められるから、
なんとなく俺も後ずさる。
我に返ったのは、背中が壁にぶつかったとき。
山「いの、おちゃん…?」
伊「山田、可愛い。」
へ…?
今なんて…?
聞き返そうとした瞬間、
伊野尾ちゃんは俺の顔のすぐ横に、
とんっと手をついて。
その綺麗な顔が、静かに近づいてくる。
…キスされるの?
反射的にぎゅっと目を瞑る。
でも。
山「え…?」
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りょんな - 玲さん» ありがとうございます!いつも玲さんのコメントに、励まされてます!!はい、頑張ります!また是非、リクエストしてくださいね♪ (2016年8月4日 19時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
玲 - いやぁ可愛い←可愛いが止まらないです←とっても良かったです!ありがとうございました♪りょんなさん本当にお上手です!これからも応援させてください!!頑張ってください! (2016年8月4日 9時) (レス) id: bbf9d13792 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - いちごみるくてぃーさん» いつも読んでいただき、ありがとうございます!わかりました、書かせていただきますね♪ (2016年8月3日 23時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるくてぃー - いつもこの小説を読ませてもらっています。会話が自然で、山田くんが愛されているのがとても伝わってきておもしろいです!リクで、山田くんがコンサートでメンバー全員とイチャイチャしているのが見たいです!お願いします♪ (2016年8月3日 21時) (レス) id: 2d5e1b115d (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - 里桜菜さん» ほんとにありがとね!里桜菜ちゃん優しすぎるよ…。ありやま、精一杯書かせていただきますっ!! (2016年8月2日 22時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りょんな | 作成日時:2016年6月4日 18時