JUMPの愛され赤と青。

・ ページ35

Kota side



山「いや、だって…。

さっきのカメラマンさんがね？

…薮くんと八乙女くんはお似合いだなぁ、
って言ってたんだもん。」



え。


そんなの、なんていうか、
社交辞令みたいなものじゃないの？



山「俺、もっと可愛くしたりとか、
甘えたりとかしないと、
薮ちゃんに飽きられちゃうと思って…。」



はぁ。


こいつ、とことんバカなのか。



薮「俺が山田に飽きる日なんか来ると思う？」



山「…。」



薮「もう、信用されてねーな、俺。」



山「や、そういう訳じゃ、」



俺が怒ったと思ったのか、
途端に顔を上げて俺の顔を覗きこむ。


無意識にこんなこと出来る奴、
そこそこいない。



薮「ふは、可愛いな、ほんと。」



山「えっ、わぁ！」



目の前の君を、優しく引き寄せる。


あっという間に腕の中。



薮「飽きたりしねーよ。

俺はずっと、涼介しか見てないから。」



山「…他の人のとこ行ったら、
許さないから。」



今度こそ、いつも通りの最高の笑顔で、
俺を見上げた涼介。


やっぱり、笑顔が1番好きだから。



薮「変な心配すんな。

涼介は、ずっと笑ってればいいんだよ。」



山「ふふ、薮ちゃんも笑っててね。」



君以上に好きになる人なんか、いないから。


---------------------------

夏様、リクエストありがとうございました！

遅くなってしまい、申し訳ございません。

叶う恋と、叶わない恋。-arym+cn-→←君だけだから。-ybym-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す