一方通行。-arym- ページ32
Ryosuke side
雑誌の撮影の待ち時間。
今は、他のメンバーが撮影してる。
無意識のうちにその姿を見てしまうのは、
そのメンバーが、大ちゃんだからだ。
大好きな大ちゃん。
山「今日もかっこいいなぁ…。」
誰にも聞こえていないだろうから言える本音。
この気持ちは、本人にはもちろん、
他のメンバーにさえ言ってない。
なんで、って、この関係が崩れるのが
怖いから。
気持ちを伝えても、伝えなくても、
どっちにしろ結末は同じ。
俺の想いは一方通行。
だったら、伝えずにこのまま仲のいいメンバーでいたほうがいいじゃん。
キラキラした笑顔をカメラに向ける君を
ぼーっと眺めていたら、
山「あ、」
大ちゃんがふいに俺の方を見て…目があった。
慌てて視線をそらす。
はぁ、びっくりした。
いきなりこっち向かないでよ、
俺の心臓がもたない。
そんな澄んだ瞳と目があってしまったら、
俺の隠しているこの気持ちまで、
全て見透かされてしまいそうで。
そんな訳ないはずなんだけど。
そんなようなことをひとりで考えていたら、
有「山田？」
いつの間にか目の前に大ちゃんがいた。
山「うわっ、大ちゃん。」
有「おい、うわってなんだよ。」
さっきはカメラに向いていた笑顔が、
今度は俺に向いている。
メンバーなんだから、そんなのいつものことのはずなのに、こんなにもドキドキするなんて
おかしいんだろうか。
有「あ、そういや、
山田さっき俺のこと見てなかった？」
山「へっ!?」
ば、ばれてるっ…。
有「何かあった？」
山「い、やっ…なんでもない、よ？」
有「ほんとにー？
ってかなんか、顔赤くね？
体調悪い？」
突然顔を覗き込んでくるのは、
明らかに反則だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 418人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りょんな - 玲さん» ありがとうございます！いつも玲さんのコメントに、励まされてます!!はい、頑張ります！また是非、リクエストしてくださいね♪ (2016年8月4日 19時) (
レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
玲 - いやぁ可愛い←可愛いが止まらないです←とっても良かったです！ありがとうございました♪りょんなさん本当にお上手です！これからも応援させてください！！頑張ってください！ (2016年8月4日 9時) (レス) id: bbf9d13792 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - いちごみるくてぃーさん» いつも読んでいただき、ありがとうございます！わかりました、書かせていただきますね♪ (2016年8月3日 23時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるくてぃー - いつもこの小説を読ませてもらっています。会話が自然で、山田くんが愛されているのがとても伝わってきておもしろいです！リクで、山田くんがコンサートでメンバー全員とイチャイチャしているのが見たいです！お願いします♪ (2016年8月3日 21時) (レス) id: 2d5e1b115d (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - 里桜菜さん» ほんとにありがとね！里桜菜ちゃん優しすぎるよ…。ありやま、精一杯書かせていただきますっ!! (2016年8月2日 22時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りょんな | 作成日時：2016年6月4日 18時
