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Ryosuke side



中「あ、何か飲み物持ってくるね。

ちょっと待ってて。」



裕翔が突然立ち上がり、
俺の手も咄嗟に引っ込む。



山「あ、…うん。」



俺は、そんなことしか言えないまま、
こくりと1つ頷いて。


俺から離れていく裕翔の背中を見送った。


密かに見つめる君の後ろ姿。


そのスタイルとか、歩き方とか、仕草まで、
全部全部、裕翔で。


そんな裕翔の隅々まで、全部全部、大好きで。



中「あ、山ちゃん!」



いきなりくるりと振り返った裕翔。



山「なに?」



中「今日、久しぶりに会えてよかった。

ありがとね、来てくれて。」



そんな言葉とキラキラの笑顔を残し、
無駄に爽やかにまた歩き出す君は、
なんか、もう…。


好きだ。


思わず立ち上がって、君を追いかける。


あと1メートル、50センチ、10センチ。


君との距離は、どんどん縮まって。


あっというまに、



山「裕翔っ!」



中「わっ!」



0センチ。


勢いをつけて抱きついたせいで、
倒れそうになる俺を、裕翔は簡単に支えて。


ぎゅっと、腕の中に俺を閉じ込めた。



中「山ちゃん、どした?」



山「ねぇ、裕翔?」



中「ん?」



山「涼介、って呼んで…?」



中「もう、しょうがないなぁ…。

そんなとこも好きだよ、涼介。」



好きだよ、の一言と、涼介っていう呼び方と、その笑顔と、君から伝わる温度と、
その香りと…その全てが、
俺を裕翔でいっぱいにする。


今日はもうきっと、君との距離は0センチより大きくなることはないだろう。


デートの日は、まだ始まったばかり。


---------------------------


水様、リクエストありがとうございました!!

嫌い、好き。-arym-→←君との距離。-ytym-



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りょんな - 玲さん» ありがとうございます!いつも玲さんのコメントに、励まされてます!!はい、頑張ります!また是非、リクエストしてくださいね♪ (2016年8月4日 19時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
- いやぁ可愛い←可愛いが止まらないです←とっても良かったです!ありがとうございました♪りょんなさん本当にお上手です!これからも応援させてください!!頑張ってください! (2016年8月4日 9時) (レス) id: bbf9d13792 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - いちごみるくてぃーさん» いつも読んでいただき、ありがとうございます!わかりました、書かせていただきますね♪ (2016年8月3日 23時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるくてぃー - いつもこの小説を読ませてもらっています。会話が自然で、山田くんが愛されているのがとても伝わってきておもしろいです!リクで、山田くんがコンサートでメンバー全員とイチャイチャしているのが見たいです!お願いします♪ (2016年8月3日 21時) (レス) id: 2d5e1b115d (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - 里桜菜さん» ほんとにありがとね!里桜菜ちゃん優しすぎるよ…。ありやま、精一杯書かせていただきますっ!! (2016年8月2日 22時) (レス) id: aa3235e8dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょんな | 作成日時:2016年6月4日 18時

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