How much I love you (ページ11)

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素っ気ない君ページ11

N Side

今日は健永が3日ぶりに家に帰ってくる日。
バライティーのロケで疲れてるだろうと夕食を準備して待っていた。

S「ただいま…」

小さな声がした。

…

まだかな⁇

まだかな⁇

もうそろそろだよね‼

俺は健永がリビングに入ってくるのを今か今かと待ちわびていた。でも一向にリビングのドアは開かなかった。

熱い抱擁とか期待してたのにな…

その代わりシャワーの音が聞こえて、
俺に入れと言われるのも嫌なくらい疲れているのか…と心も落ち込む。

暫くして、リビングに入ってきた健永に

N「おかえり。」

そう一言声をかけると、

S「ん。ただいま。」

健永らしくない返事が返ってきた。
そっけない…

それからも無言で夕食を食べ、
無言でソファーに座りテレビを見る。

さりげなく握った手も、数分もしないうちにほどかれた。

N「ねえ健永⁇」

S「なに⁇」

N「ちょっと期待してた。健永からのハグ。」

S「なっ…//しないよ…⁇//」

N「なんで⁇俺なんかした⁇」

S「なんかしたのはそっちだろ。」

N「え⁉」

S「舞祭組のシェアハウスの時。」

そういえば、健永はシェアハウス直後からいなかったから、家でこうやって二人でくつろぐのも久しぶりなんだ…

S「二階堂が俺と同じ部屋になって悲しむから…」

N「え⁉そこ⁇」

確かに俺はじゃんけんで決まった部屋割りに不満を言ったけど…

N「それさ、理由知らないからだよ。」

S「なにさ…」

N「健永が同じ部屋で寝てるのに一週間も我慢するの無理ってこと。」

S「へっ⁉//」

N「わったーとか宮田に声聞かれたらダメだろ⁇実際一回くらいならいいかな…って思ったけど…」

S「高嗣のバカ//」

N「それでこんなに素っ気なかったの⁇」

S「だって…俺のことうざいと思ってるのかと思って…ぐすっ高嗣に嫌われたくないから…だから大人しくしてよう…って。」

N「あーもー泣くなって…
俺、でも本気だったよ⁇健永がベッドにダイブしてきた時そのまま食べちゃうところだったもん。」

S「ありがと…//」

N「まあとりあえず今日はベッド直行な。」

S「うん…//」

俺は健永を抱きかかえ、寝室へ向かった。