◎ Rikuwo ( avntis ) ページ16
.
急に雨が降り出して
たまたま寄った大学の近くのカフェ。
「いらっしゃいませ
ご注文はいかがなさいますか？」
『…あ、』
「はい？」
『いや、すいません、アイスコーヒーで』
「かしこまりました」
.
今まで恋なんてあまりしてこなかったし
最後に好きな人いたのいつだろうっていうような
冴えない自分に衝撃が走った
たまたま立ち寄ったカフェの店員に一目惚れなんて
ベタ過ぎて自分でも信じられないけど
普段の自分だったら
絶対しないのに咄嗟に声をかけてた
「アイスコーヒーになります」
『あの…！』
「なにか他にございますか…？」
間近で見ると白い肌は雪のようで
声をかけるのを躊躇いたくなるほど。
『あの、な、名前はなんていうんですか』
「名前ですか？Aと言います」
『Aさん…急にすみません！』
「いいえ(笑)」
それからカフェを出ても
数日経っても頭の中で考えるのは
Aさんのことばかり
そっから暇さえあればカフェに通って
毎回勇気を出して話しかけて
知ってることも多くなった
俺と同い年なこと、ここから近くに住んでること、
血液型はA型で、誕生日は8月10日ってこと、
「リクヲさんいつもありがとうございます
これちょっと多めにしておきました
周りの人には秘密ですよ？(笑)」
なんて、特別扱いもしてくれたり。
『Aさん、あの、彼氏とかいますか？』
「彼氏ですか？いないですよ(笑)」
彼氏が今いないってことも知った。
気がつけばカフェに通いつめて
もう一ヶ月が過ぎていて
なんとなく今日想いを伝えようって決めた
これでダメだったら全て諦めるってことも。
『Aさん、今日帰り暇ですか？』
「帰りですか？大丈夫ですけど
お待たせしちゃいますよ？
まだシフト終わらないし…」
『全然大丈夫です』
彼女の帰りを待っている時も決して苦ではなくて
本当に一目惚れってあるんだなぁって思った
「リクヲさんお待たせしてすみません！」
『いえ、あの一つ言いたいことがあります』
「はい、」
『一ヶ月前たまたま入ったこのカフェで
働いていたAさんに一目惚れしました
好きです、よかったら付き合ってくれませんか』
「はい、喜んで」
冴えない俺に降り注いだ奇跡。
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せりな(プロフ) - スカイピースの二人との日常的なの書いてほしいです〜！ (2018年1月31日 20時) (
レス) id: 30a7e91016 (このIDを非表示/違反報告)
紅銀桜魂(プロフ) - Mさん» ありがとうございます！ (2017年11月15日 17時) (レス) id: e7242e8b06 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 紅銀桜魂さん» リクエストのお話更新させて頂きました◎ (2017年11月14日 21時) (レス) id: 53c9eee025 (このIDを非表示/違反報告)
紅銀桜魂(プロフ) - 初めまして！リクお願いします！北の打ち師達のふぇるとで幼馴染み設定で主人公ちゃんが好きな先輩に振られて悲しんでるとこに告白するみたいな(分かりにくくてすいません)作者様のご想像でいいのでよろしくお願いします！ (2017年11月13日 6時) (レス) id: e7242e8b06 (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - リクです。東海オンエアのとしみつ寄りで。夢主もオンエアメンバー。劇団スカッシュでとしみつと共演。ドラマの内容ではとしみつが夢主に振られる。ドラマをきっかけにとしみつが夢主を好きなことに気づく。意識する日々。ついに告白し、リアルで交際みたいな感じで (2017年10月26日 1時) (レス) id: 035f318b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年4月17日 16時
