" Ren.N 2 " ページ50
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わたしも結局諦めて、教室に戻って
教室の窓から桜の木の下にいる先輩を
ひたすら眺めるしかできない
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そんな中
1人の女の子が先輩に駆け寄っていく
" 廉先輩！好きです付き合ってください "
女の子はそう言う。
上履きの色が私と同じ、２年生かな
『ごめんな、付き合うことはできひんわ
ありがとうな』
先輩の突き放す声が聞こえてしまう
泣きながら走って帰っていく女の子。
先輩、わたしとあの子何か違うかな
そう思うとやっぱり思いを伝えることなんて
怖くてできない
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" 今日、先輩会えるの最後やで
ほんとになんも言わんでええの？ "
わたしの見ている先を気にしていた
クラスメイトでサッカー部の大晴はそう言う。
でも…ってうじうじしている私を見かねて
" ほら、せめてもう一回話すだけでもええから
行ってこい！後悔するで "
その言葉に背中を押されて
教室を飛び出る
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急いで中庭に向かうと
もう帰ろうとしてる先輩を見つけて
「廉先輩！！！！！ちょっと待ってください！」
『A、どうしたん！？』
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「先輩、ボタンくれませんか！」
『ボタン？俺のでええの？』
そう言ってほとんどボタンが残ってない学ランから
ボタンを取って、わたしの手のひらに乗せてくれた
『今までありがとうな、
これからもマネージャー頑張れよ』
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頑張れよっていう言葉とともに
手を振って学校を出ていった先輩。
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廉先輩、わたしのこと忘れないでください
ずっと好きでした
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今卒業シーズンということで！
高３の廉さんで切ない感じのお話でした。
このお話はSHISHAMOというガールズバンドの
『さよならの季節』をモデルにしました
MVなどもあるので
良かったらみてみてくださいね : )
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かみやまやみか(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしてます！！！ (2017年1月29日 20時) (
レス) id: f4dfd4c7a3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - かみやまやみかさん» コメント有難うございます！時間かかるかと思いますが必ず書かせていただきます◎ (2017年1月29日 18時) (レス) id: 53c9eee025 (このIDを非表示/違反報告)
かみやまやみか(プロフ) - 神山くんでちょっとソクバッキーな感じお願いします！！(´∀｀=) (2017年1月28日 12時) (レス) id: f4dfd4c7a3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 神山､頭皮大丈夫か？さん» うわぁありがとうございます！顔晴ってきます◎！ (2016年3月7日 1時) (レス) id: 53c9eee025 (このIDを非表示/違反報告)
神山､頭皮大丈夫か？(プロフ) - ﾃｽﾄ顔晴ってくださいo(｀^´*) (2016年3月7日 0時) (携帯から) (レス) id: b3226a1d88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2015年12月2日 23時
