テニスの王子様〜リョーマの相方は幼なじみでダブルスプレイヤー〜

女子マネの緒戦 ページ25

あたしたちの、日本での初めての試合。


あたしにとっては楽しもうと思う反面、すごく緊張するものであって、ラケットを持つ手が震えた。


…どうしよう。


今まで、連勝してるのにここで負けたりしたら…。


あたしが、不安になっていると…、


越前)何柄にもなく、震えてんの。いつもの、調子でやれば良いじゃん。


A)…リョーマ。ありがとう!!


越前)全く…、余計なこと考えてる暇があったら、試合に集中しなよ。


そう言って、あたしに、FILAの帽子をかぶせて、リョーマは持ち場に戻った。


いつも、こんな事しないリョーマが、今日は、凄くかっこよく見えた…。


A)よしっ!!リョーマ、いくよ!!


スパァン!!


桃城)いきなりツイストかよ(^^;)


審判)15-0!!


越前)ナイスサーブ。


A)へへっ♪もう一本っ


スパァン!!


パァン!!


菊丸)返されたにゃっ!!


不二)いや、今のは返せるように打ったんだよ。


さすが不二先輩(^^)


あたしは、リョーマの背後から、前衛へと走る。


さっきのあたしのサーブはロブで返されたからね♪


越前)(後ろから、来てる…。てことは、)


あたしが、近付く少し前のタイミングでリョーマがジャンプする。


リョーマがとんだタイミングであたしもジャンプする。


？)届くのか!?


リョーマはスマッシュを打つのだと思われていたが、それを空振りし、後ろにいたAがスマッシュをうった。


審判)30-0!!


桃城)越前って、ダブルスできたんスね。


メンバーが各々驚いている中、試合は着々と進んでいき、マッチポイントまで進んだ。


A)ラスト…、リョーマ、決めちゃえ!!


越前)りょーかい。


この試合の最後は、リョーマのツイストサーブで決着が付いた。

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