テニスの王子様〜リョーマの相方は幼なじみでダブルスプレイヤー〜

玉林戦(リョーマ達の試合後) ページ24

あれから、何とか勝つことが出来た２人だったが、竜崎先生は、お怒りのご様子でほっぺたをつねられて、正座させられていた。


かわいそうに…


あたしは、哀れむような目で、２人を見ていた。


周りからの歓声が聞こえてコートに目を戻すと、大石先輩と菊丸先輩の黄金(ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝ)ペアが快勝していた。


A)大石先輩、菊丸先輩、お疲れさまですっ!!


あたしは、２人に声をかけ、タオルとドリンクを渡した。


菊丸)ありがとにゃっ(^^)


あたしから、タオルとドリンクを受け取った、菊丸先輩は嬉しそうにドリンクを飲み干した。


ダブルス２つとも、とった青学。


シングルス３は海堂先輩で快勝。シングルス２は河村先輩。この人は、ラケットを持つと性格が変わり、凄くおもしろい。


そして、シングルス１は不二先輩。これまた、あっさりと笑顔で快勝した。


A)…あたしの出番？


竜崎)あぁ、そうだ。緒戦なんだから無理は禁物だよ。だけど、思いっきりやってきな。


A)うん!! あっ、リョーマ!!行くよ♪


いまだに正座させられていたリョーマを引っ張り、コートへと向かった。


審判)これより、男女ペアによるダブルスを開始します。


A)…よろしくね(^^) 悔いの無いように戦いましょ♪


あたしの、言葉に、相手の女性の方は、笑顔で頷いてくれた。


不二)…いったい、どんな試合になるんだろうね。


手塚)お手並み拝見といこうか。


乾)フフフ…、データだ…。


コートサイドの会話は試合を楽しもうとしているあたしには、全く聞こえなかった。

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