7話 ページ8
あの迷子事件から数日たったある日
私は百合香と共にデパートに来ていた
百合香「A、私から離れないでね」
私が方向音痴だということを知った百合香は広いとこへ出掛けるときは常に一緒に歩くようになった
「流石にここで迷子にならないと思うけど」
百合香「いいや!私がちゃんと見てないと!
目を離すと消えてるんだもん」
そう、私は前世からの癖なのか気になるものがあると立ち止まったり、急に同行者の側を離れてしまうのです
要するに自分勝手
このデパートに来た目的は夏といえばの水着を見に
そして前回のお詫びに百合香とお揃いのハイブランドのコスメを見る為であった
両親が医療関係者ということと一人娘で甘やかされて育てられていたAはそれなりにお小遣いと貯金があった
今は前世を思い出したこともあり、両親からのお小遣いをなくしてもらい、時間があるときにアルバイトをするようになった
両親のもとも離れ一人暮らし中でもある
まぁとはいえ、家賃は親に払っていただいていますが....
出掛けるときはそのアルバイト代の一部を遣っている
某ハイブランド店売場に着くと
百合香「あ!これもしかして新作?!!」
このお店は百合香と私がお気に入りのブランドで頻繁にとは言わないがちょくちょく利用させてもらっている
店員「そうなんです!こちらつい1週間前に販売開始したリップグロスになります」
「へー、種類も豊富にある
あ、これ百合香に合うんじゃない?」
百合香「私好みの色だ!!
Aはこれとかどう?」
1時間後
「予算内ではあったけど....」
百合香「いやー、あの店員さん販売上手だよね
プレゼントありがとうね」
あの後新作リップグロス以外にもアイシャドウと色落ちしにくいリップを購入した
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作者名：ちさ | 作成日時：2023年2月2日 3時
