やっぱり彼が好き【怪盗キッド】

14話ー過去ー ページ16

今から8年前ほど

刈谷A、小学3年生






当時の彼女は今みたいにスタイルがよかったわけではなく


太っていた





彼女自身、自分の体型にコンプレックスは感じておらず

平凡に学校生活を送っていた




趣味は食べることと絵を描くこと



家に帰れば母親が作ってくれたおやつを食べ、


暇さえあれば色々な絵を描いていた









当時、彼女には3人の友達がいた


絵が上手な真夏

運動神経抜群の彩奈

歌うことが好きな唯香



ちなみに彩奈は似たような体型をしているのに運動神経が抜群な為、動けるデブと男子からちょっと言われていた



そしてその3人はみんな可愛かった


自分みたいな平凡な人間が一緒にいていいのかとか悩んでいた時期もあった





しかし4人で遊んでいるとそんな気持ちが消えていった









しかし、転校が決まりその最終登校日



放課後教室へ行くと


男子1「なーなー!!女子から聞いた話なんだけど、Aのやつお前のこと好きなんだって」


その男子は自分が気にかけていた彼にそう話した


?「はぁ??A??あんなデブに好かれたくねーよ。俺苦手だゎ」


彼とは黒羽快斗


これを聞いたときはとてもショックを受けた









彼はクラスのムードメーカーで誰にでも優しかった



A自身、ほとんど話したことない


たまたま席替えで隣になったり近くになったら挨拶を交わす程度




彼を好きになったきっかけもよくある、
《困って泣いていたら助けてくれた》ということである




それに加え、黒羽快斗の場合は泣いていたAにマジックでバラを出してくれたのだ




これで好きにならない女子は早々いないはずだ

※個人の意見です

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