未来予想図 ページ20
｢シルク聞いて!今度ね、友達からお誘いもらってウェディングドレスのカタログのモデル？みたいなのさせてもらうんだ。｣
｢へぇ…ウェディングドレス?!｣
｢こういうの若いうちにしかできないだろうし、いい経験になるかなぁと思って。｣
パソコンに落としていた視線を慌ててあげてみれば愛星は嬉しそうにニコニコしていて、やっぱり可愛いなとか思考がズレてしまう。
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結局、撮影の当日。
無理を言って俺も同行することとなり、今はセット中の愛星を待ってスタジオの片隅に佇んでいるところだ。
スタジオの中には最新の撮影機器がそろいその辺にも興味をそそられる。
ス｢モデルさん入りまーす。｣
スタッフさんの大きな声が聞こえ、振り返れば見慣れたシルエットがいつもとは違う衣装を身にまとって現れた。
白いシンプルなミドル丈のドレスにひかえめにレースがあしらわれたデニムのジャケットを羽織ったその姿はカジュアルなのにどこか神秘的で愛星らしさが表現されていた。
その後、滞りなく撮影は進みすべてが終わった頃愛星の元に近づいていく。
｢お疲れ。｣
｢シルク!見ててくれた？｣
｢ばっちり、目に焼き付けた。｣
ブーケを持った小さな手が俺の腕にからまって、愛星が可愛らしく首を傾げていた。
その様子を見ていたらしいスタッフさんから声が掛かる。
ス｢よかったら、彼氏さんと一緒に写真お撮りしましょうか？今日頑張ってもらったお礼にサービスしますよ！｣
｢え、いや彼氏じゃ…｣
｢はい、ぜひ！｣
慌てて首を横に振ろうとした愛星を制止して、勢いよく頷く俺。
下はちょうどジーンズを履いていたのでＹシャツとネクタイとデニムのジャケットを借りて撮影ブースに招かれた。
ス｢じゃあ、撮りますね。｣
カメラを向けられれば少し不服そうな愛星の横顔が見えた。
｢彼氏じゃないってなんで言わないの？勘違いされちゃうよ？｣
スタッフさんに聞こえないように小さな声が囁く。
そうこうしているうちにカメラのシャッターを切るカウントが聞こえてきて…
｢予行練習と思えばいんじゃね？｣
いたずらに笑って、フラッシュが光ったのと同時に愛星の頬に唇を寄せた。
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触れた頬は柔らかく、真っ白な肌が瞬時に紅く染まった。
そう遠くない未来。
ドレスを着たこいつの横で笑っているのが俺でありますように。
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愛星(プロフ) - 星空夢月（ダホマサモトシル）さん» リクエストありがとうございます！少しお時間いただきますが、ぜひ書かせて頂きたいと思いますのでしばらくお待ち頂ければ幸いです。 (2019年5月6日 17時) (
レス) id: b124745788 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月（ダホマサモトシル）(プロフ) - リクエストです。シルクと彼女が入れ替わるって話お願いできますか？ (2019年5月5日 20時) (レス) id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
愛星(プロフ) - koyumaさん» コメントありがとうございます！悶える…最高の褒め言葉です！ゆっくり更新ではありますが、これからも２人を幸せにしていきたいと思っているので応援よろしくお願いします。 (2019年4月16日 22時) (レス) id: 31293b8be6 (このIDを非表示/違反報告)
koyuma(プロフ) - 一気に読ませていただきました！悶えました!!!好きの気持ちの揺れ動く様子がすごく伝わってきました。これからのお話も楽しみにしています。 (2019年4月16日 19時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
愛星(プロフ) - きぬたみさん» コメントありがとうございます！私自身もシルクさんのこと大好きなので、いろんな方々と｢好き｣を共有できることが嬉しいです。ゆっくり更新ではありますが、これからも頑張っていくので引き続き応援よろしくお願いします！ (2019年3月30日 18時) (レス) id: 31293b8be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛星 | 作成日時：2018年12月26日 5時
