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「俺は本当に、Aを大事にしたいの。
他の奴にAの存在をばれたくない。
こんなに可愛くて、優しいAを放っておく男が
いるわけないだろ？だから、そんな男に
出会わないように俺が守ってんの。
わかる？Aならわかるよね？」
瑞稀くんは私の肩を優しく包み込んで訴えかける。
瑞稀くんと出会ったのは高校2年生の時。
親友である優斗の紹介から始まった。
優「またAと同クラ？！嫌なんだけど〜」
『うるさいなあ、こっちだってお断りだっての！』
そう言い合いながらも2人で笑いあっていた。
優「あ、Aに紹介する！ほら、みずっくん！」
「こんにちは、井上瑞稀です。よろしくね？」
井上瑞稀と名乗る彼は綺麗な茶髪に
爽やかな笑顔でかなりの美形だった。
優斗も優斗でかっこいいから、
類は友を呼ぶとはこういうことを言うんだなって
改めて実感した。
せっかくなら井上くんとも同クラになれたんだし
仲良くしたいな！なんて呑気に思ってた。
相手が私のことを想ってたなんてことも知らずに。
優「A〜！俺今日さ、先生に呼ばれてるから
先帰ってて！」
いつま駅まで一緒に帰る優斗は、どうやら
再テストの件で呼び出されたらしい笑笑。
「はいはい、わかった！
早く再テスト終わらせなよ？笑笑」
うるせぇなんて笑いながら答える優斗は
親友ながら、やっぱりかっこいい。
『愛沢さん、今日帰るの1人？』
続く (更新停止中)
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作者名：ぽむたに | 作成日時：2020年4月7日 22時
