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【07】逃がさない 時空神エンマ ページ9

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『ねえ、時空神』

「なんだ?」

昼間のエンマ宮殿。私は、時空の迷宮にお邪魔している…けど。

何かがおかしい。

『最近、太陽神たちの姿見ないんだけど…知ってる?』

「さあ…今頃どこかで眠ってるんだろうな…」

意味がわからない。時空神の言っている言葉の意味が。

『眠ってるって…どこに?』

「さあ?どこなんだろうな」

私の気のせいだとは思うけど、何か、裏がある気がした。


フフフ…。Aは何か言葉を間違えてるんじゃないか?

「なあ、好きな人と付き合って、ある日別れることになったとする。そうなったらAはどうする?」

すごく、シンプルな質問を投げてみる。

『え…。普通に、別れるけど…?』

「そうか。オレは一生離さんがな」

そう言った瞬間、Aの目が見開かれ、青ざめた表情になった。

「なあ…なんでそんなに青ざめているんだ…?怖くないだろう…?」

『ね、ねえ…時空神…怖いよ…?』

時空神の目に光が見えなくなってきている。

「あ、そうそう。さっき言った太陽神たちだが…。あいつらは全部、オレが消した」

『消し…た?』

「そう」

私に抱きついてくる。

「だって、邪魔だからな。Aだって邪魔なものがあったら消すだろう?」

『私とあなたを同じにしないで!それに…私は…』

時空神を突き放して、ゆっくり立ち上がる。

「命までは消さないとでも言うつもりか?」

時空神も立ち上がって、不気味と言える笑みを浮かべた。

図星すぎて、何も言い返せない。

「今頃、太陽神たちは眠ってるだろうなあ…」

『ひっ…!』

私は弾かれるように部屋を飛び出した。

あんなところにいたら、絶対に私は捕まってしまう。

時空神は私を止めることはなかった。ただ。

「フフ…逃げるのか……。逃す気はないがな」

そう言っていた。

〃→←【06】油断はダメです。 暗黒神エンマ



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設定タグ:妖怪ウォッチ , 短編集 , 神エンマ   
作品ジャンル:恋愛
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獄夢桜@時空神マジ尊い(プロフ) - 鈴錬さん» 承諾しましたー!気長に待っていただけると嬉しいです。 (2018年12月17日 20時) (レス) id: b6dcafd39c (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - 獄夢桜@時空神マジ尊いさん» じゃあ、日ノ神とかかけますか?甘あたりでおねがいします! (2018年12月17日 20時) (レス) id: 741c191d66 (このIDを非表示/違反報告)
獄夢桜@時空神マジ尊い(プロフ) - 鈴錬さん» 書けますよ。時空神様とか書いてますしね。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: b6dcafd39c (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - エンマ大王以外かけたりしますか? (2018年12月16日 16時) (レス) id: 741c191d66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月@時空神マジ尊い | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月16日 20時

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