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07 ユウ ページ7
次の日の午後。私はお母さんと一緒に話していた。
「お母さん、卯月ちゃんのところに行っていい?」
「卯月ちゃんがいるかわからないわよ?」
「そうだけど……」
確かにそうだ。今日も休日。そして、日曜日だから、出かける確率は高い。
まあ……彼女がインドアかアウトドアか知らないけども。
「とりあえず行ってみる」
椅子から立ち上がり、自室へと向かう。
いればいいわね、と呟くようなお母さんの声が遅れて私の耳に届いた。
とりあえず、時空ちゃんがついたバッグを持って、部屋を出た。
「行ってくるね」
そう残して。
玄関のドアを閉めると、後ろからカチリ。
玄関の鍵が閉まったのだ。
私と卯月ちゃんは同じ階。
偶然すぎるけど、後から思えば、必然だったんだろう。
卯月ちゃんのところのドアは、私を待ち構えているみたいだ。
インターホンに手を伸ばして、軽く押す。
ピンポーン。
軽い音が鳴る。
その音を聞いて、心拍数が上がる。
この音が私をさらに緊張させた…。
はーいと言う声が聞こえて。
鍵が開く音がした。
ドアを開けたのは_____。
卯月ちゃんだった。
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