検索窓
今日:2 hit、昨日:16 hit、合計:18,974 hit

控室 1 ページ16

元アイドルとの写真撮影が始まるとAの元へとやって来たマネージャー。

「待ちくたびれたでしょう?」

「あ、いえ、とんでもないです。初めての事ばかりで楽しませて頂いてます」

「それなら良かった」

「それに私なんかよりユノさん達の方がお疲れでしょうに・・
 ライブが終わっても大変なんですね」

「初日って事もありますし、まあ今日は特に多いかもしれませんね。
 でも、もう終わるので先に控室へ行ってましょう」

そう言うと会話を続けながら歩き始めた2人。

「芸能人の人を初めて近くで見ました」

「あはは、東方 神起も芸能人ですけどね」

「あ! そうでした////」

少し照れながらAはマネージャーの後をついて行った。


━控室に着くと中から荷物を抱えた女性スタッフ達が出て来た。

「お疲れ様でーす」

「ああ、お疲れ様です、明日もよろしくお願いします」

「お疲れ様です」

Aも一緒に頭を下げて挨拶すると、マネージャーについて控室に入った。


「どうぞ座ってください」

「いえ、大丈夫です・・、あの〜・・聞いてもいいですか?」

「なんですか?」

「さっき、写真撮る時、止めてたじゃないですか?」

「え? ああ、腕組むとこですか?」

「はい、ああいうのはダメなんですか?」

質問の意図がよくわからなかったマネージャー。

「? ああ、Aさんは問題ないですよ? 写真撮りますか?」

Aが慌てて両手を振った。

「だ、大丈夫です、えっと、そうじゃなくて・・。
 SNSとかで、結構近い距離で写ってる写真がたくさんあったので」

「ああ、もちろん仲の良い友達や知り合いならいいんですが、彼女は親しい訳でもなく
 今日初めて来たお客さんの1人なだけなので、距離を守って貰っただけですよ。
 それに彼女は以前、他のグループのメンバーとの写真で炎上した事があるので」

「そうなんですか」

「ユノは距離感が近くてビックリするでしょ?」

「え? あ・・はい////」

(そう言えば出会った頃も余りに近くにいてドキドキしたっけ・・)

「でも心配しなくていいですよ、誰にでもそうなんで」

「ああ、はい」

なんだか胸がチクッとした。




━その頃、ユノとチャン ミンは・・・

『ふ〜、なかなかやっかいそうな子でしたね』

チャン ミンが渋い顔をした。

『あはは〜、そうだね』

心ここにあらずなユノにチャン ミンの大きな目がギラリと光った。

『ヒョン』

『ん?』

控室 2→←アイドルスマイル



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:ユノ , 東方神起
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カホル | 作成日時:2021年6月3日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。