平凡な日常へ戻って 2 ページ2
「はぁ〜っ・・」
やっと辿り着いた自分の部屋。
途中で買った総菜で夕食も済ませ、お風呂も入って、髪をドライヤーで乾かしたら汗だく。
エアコンの効いた部屋が天国みたい^^
３日もお休みしたから久々の仕事って感じで、足に来たーーー
このまま転がったら寝落ちしそう・・・
しかし、なんで私、余計な事、聞いちゃうかなぁ？
店長が「ユノ」って答えたらどうしようってドキドキしちゃったよ。
答えを聞く前にパートのおば様に呼ばれて店長は店へと向かって、
「東方 神起の話、店長にさせたらエンドレスになるわよ」
おば様の助け船で救われたみたい。
そう言えばツアーもあるし、店長もライブ行くのかな？
あ、またお休みの申請、考えないと・・・
・・・・・
・・・Prrrr Prrrr〜♪
ん・・電話？
あ！ 寝ちゃってた！
慌ててスマホを手に取り画面を見ると｀ゆの´さん！
『ヨボセヨ？』
「はいっ」
「Aちゃん？」
「はいっ、ユノさんっ」
「あはははー、どうしたの？ すっごい元気」
「いや、あは、は・・」
電話のやり取りで最初の一言は『ヨボセヨ』と、かけた方から言うのが私達の決まり。
もし私への電話を誰かが取っても、間違い電話かと思うだろうし、
ユノさんの周りに誰かいたとしても、私が韓国語で話せば自然に聞こえるだろうから。
「ユ、・・・」
「ん？」
「・・・っくしゅん！」
「大丈夫？」
「だいじょぶ・・っくしゅ！」
「Aちゃん、ホントに大丈夫？ 風邪ひいた？」
「あ、違います違います。
お風呂出てからエアコン効いた部屋が快適で、うっかり寝ちゃって・・ひっ」
「？」
「っくしゅっ！・・あ、すみません」
「あはは、いいけど本当に大丈夫？ あったかくして？」
「はい・・・」
「気をつけてね？」
「はい、ふふっ・・」
「ん？ 何？」
「いえ^^」
「？」
ユノさんはわかってないけど、「気をつけてよ？」じゃなくて
「〜ね？」って言うのが可愛くて・・・////
「あ、私よりユノさん、お仕事終わったんですか？」
「いや、まだもう少しかかりそうだから休憩中」
次のツアーの練習とかでずっと忙しくなるって言ってたもんね・・・
どうやってライブを作っていくのとかわからないけど、あれだけの長い時間のライブだもん、
相当大変な作業だろうなぁ・・・
「ところで、考えてくれた？」
「あ、・・・はい、一応は」
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作者名：カホル | 作成日時：2021年6月3日 16時
