平凡で特別な幸せ ページ40
あんなに大きな会場で、あんなにたくさんの人を魅了して、
あのステージの上に立っていた人が、今、目の前にいる。
差し出された左手。
吸い寄せられるように右手を伸ばす。
ギュッと、だけど優しく大きな手が包み、そっと促す様に引かれゆっくりと足を踏み出す。
目の前に辿り着いた私を包む両腕の中、その胸に頬を寄せた。
弾力のある胸。
とても落ち着く場所。
だけど胸が高鳴る場所。
そっとウエストに腕を回して抱きしめた。
Tシャツ越しの筋肉質な体の感触。
どうしよう・・・
愛しくて、愛しくて・・・震える。
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ヒョン達から貰ったプレゼント。
着て欲しいって、ちょっと無理なお願いしちゃった。
恥ずかしがってたけど、着てくれたその姿・・・
羽織の裾から伸びるキレイな足。
照れながら立つその姿が、可愛すぎて。
言葉をなくした。
愛しくて、愛しくて・・・
きっと僕の方がAちゃんに夢中なんだ。
ゆっくりと近づいて手を差し出すと、Aちゃんも手を伸ばしてくれて優しく握った。
そっと引き寄せて僕の腕の中にしまう。
薄い羽織の下から感じる華奢な肩が少し緊張しているみたい。
「・・・ありがとう、着てくれて」
そう言って優しく肩をさすった。
「うん・・・」
小さく呟いたAちゃんの腕が僕を抱きしめた。
幸せだよ・・・
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「寒くない？」
部屋の中は冷房が効いている。
「ん、大丈夫。ユノさんにくっついてるからあったかい」
「ふふふっ、座ろっか」
手を引いてベッドへと向かうと腰掛けた。
「足、キレイだね」
「やっ////」
恥ずかしそうに隠そうとするAだったがそれには羽織が短かった。
「そういえば足、見た記憶がない。今日もジーンズだったし」
「一応、マネージャー見習いという事だったから、それなりに・・・」
「あぁ、考えてくれてたんだね。普段からパンツ派？」
「仕事の時もパンツだからそっちが多いかな？ でもスカートの方が好きです」
「あ、そういえば前にAちゃんの部屋にあったよね、短くてかわいいワン ピース」
「・・・よく覚えてますね？」
「可愛かったから。あ、今度あれ着て？」
「え？ イヤです」
「どうして？」
「恥ずかしいから」
「あ、そうだ！ あの時もショートパンツだった！」
「ハーフパンツですっ、忘れてくださいっ////」
照れて頬を膨らませたAにユノが楽しそうに笑った。
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そして妖艶な瞳へと変わった。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
