プレゼントの中身 ページ37
ドギマ ギと戸惑いながら隣に座ったAにユノは
「これ、一緒に見よう？」
と、紗月に貰った紙袋を見せた。
「あ・・、はい」
ユノが紙袋の中を覗き、手を入れる。
「あれ？ ２個あるよ？」
キレイに包装された水色とピンクの袋を取り出す。
「あ、Aちゃんのみたい」
「え？」
手渡されるピンクの袋。
「こっちは僕のだ」
水色の袋を手に、更に紙袋の中を覗くユノが慌てて袋を閉じた。
「？ なんですか？」
『いや、別に、何も』
「急に韓国語になって怪しいです」
身を乗り出して覗き込もうとするAと隠そうとするユノ。
「これはっ、僕の忘れ物だから////」
「！」
ハッと気づいたA。
「ごめんなさいっ////」
慌てて背を向け、自分宛ての袋を開けてみる。
(ん？)
覗いただけでは何なのかわからず取り出してみた。
「Aちゃんのプレゼントは何だった？」
「！！」
それを手にし広げたところで後ろからユノが覗き込んだ。
「ダメっ」
必死に隠そうと勢いをつけたせいで、ベッドから滑り落ち床に座り込んだ形になった。
「大丈夫？」
心配してユノがやって来て立ち上がらせる。
それでもなお、隠そうとするAだったが、床に１枚落ちてしまっていた。
「何？ これ」
ユノが拾い上げ、広げ見る。
「あ！」
回収しようとAは手を伸ばすが、ユノも手を上に上げて阻止。
そして少し顔を赤らめて振り返った。
それは、レースで飾られたキレイなピンク色のキャミソール。
「返してください////」
Aが左手で背中に隠しているのは、それとお揃いの下着セットとルームウエア。
そっと返却するユノ。
受け取ったAは背中側に隠そうとするも、ツルツルの素材だったので
結局全部を床に落としてしまった。
また慌てて隠すように座り込んだ。
「ユ、ユノさんのプレゼントは何ですか？」
かき集めながら話を逸らすようにユノに問う。
「僕の？」
ユノも同じく話題を変えるように自分の袋を開けてみる。
「ん？」
更に紙に包まれている箱の様な物。
取り出して紙をめくっていくと・・・
「！！」
床に座ったままAがみつめていると、ユノが固まった。
「何ですか？」
下着を袋に戻しユノの隣に座り、ユノへのプレゼントを見てAも固まった。
それは、ユノの言う大事な物だった。
しかも３箱もあった。
ユノも慌てて再び袋へと戻した。
「さっちゃんめ〜、さっちゃんの、さっちゃんが・・・」
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
