検索窓
今日:35 hit、昨日:4 hit、合計:29,542 hit

イタズラな夫婦 ページ35

ヨンハ夫妻と共にホテルへと帰って来たユノとA。

「あ、そうだ。A、プレゼント、持って行ってよ」

「あ、そうだね。じゃあ、部屋に寄って行く」

エレベーター内での会話。

「ユノさんは先にお部屋へ行っててください」

隣に立つユノを見上げてAが言う。

「僕も一緒に行くよ」

「でも、別々でお部屋に向かった方がいいかと・・・」

2人でいる所を誰かに見られたら・・・と心配している。

「大丈夫だよ」

『あ、そうだ。おまえの荷物、部屋に残ってたから、持って行け』

ヨンハが口を挟んだ。

『はい』


4人でゾロゾロと元々A達が泊るはずだった部屋へと向かった。

「オッパ、お店、大丈夫なんですか?」

今晩も紗月とヨンハは泊り、明日帰るらしい。

「俺がいなくても、料理長も副店長もいるし、大丈夫。たまには、いいだろ?」

話をしている間に、紗月がプレゼントの入った紙袋を持って来た。

「これ、私達からユノさんへのプレゼントです」

「え? そうなの? ありがとうございます」

紗月が差し出した紙袋をユノが受け取る。

「Aに、渡してって頼んであったんだけど、忘れてたみたいだから」

「ありがとう」

微笑んだユノ。

「あ、おまえが忘れていった物も入れておいたから。
 だいたい、箱ごと隠しておくなんて、どれだけ張り切ってたんだか」

『わ! ヒョン!/////』

ヨンハの言葉をユノが大慌てで止めに行った。

「そんな大切な物忘れて行くから、昨日・・ヴぉ・・」

ユノに口を塞がれた。

「/////・・なんでそこ日本語で話すのよっ、韓国語で話せばいいじゃない!
 だいたい、いつもいつも私をからかって遊ばないでよっ
 バカオッパ! おやすみなさいっ!」

Aが怒ってプイっと部屋を出て行ってしまった。


『あ・・。僕も行きます、おやすみなさい』

ユノが慌てて後を追った。


「オッパ、やり過ぎたんじゃない?」

紗月が言う。

「大丈夫だろ? ユノがいるんだし」

「あー、プレゼント見たら、また怒るかも」

「そっか? 盛り上がるかもよ?」

「ふふっ、ホントにオッパは楽観的って言うか・・・」

笑う紗月に近づくヨンハ。

「そんな所が好きなんだろ?」

そう言いながら頬に手を触れたヨンハの顔は大人の男の顔だった。

「だけど、私の事だけは心配で仕方なくって追いかけて来たんでしょ?」

妖艶な笑みを浮かべた紗月はヨンハの首に手を回した・・・

優しい時間→←ステージの上の



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます!お気に召していただけて本当に嬉しいです^^ (2021年1月12日 20時) (レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カホル | 作成日時:2020年9月27日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。