誤解 ページ32
『お！ ヒョン！』
控室に案内されたヨンハと紗月。
ユノが立ち上がりチャン ミンも立ち上がった。
『招待してくれてありがとう』
ハグをして、離れようとしたユノだったがヨンハがガッシリと掴んで離さない。
『ヒョン？』
『ユノや』
『はい』
『Aちゃんに何をした？』
『えっ！？ 何もしてませんよ！？』
耳元でヨンハが言った言葉に驚き目を丸くするユノ。
『それだよ！ 一緒に寝たのに何もしなかったんだって？』
『え！？ いや、それは・・・あの・・』
ユノを離したヨンハ。
『Aちゃん、泣いてたぞ？』
『えっ！？』
飲み物を準備していたAは、そんなやり取りがされているとも知らず
自分をみつめる２人＋話が聞こえていたチャン ミン、紗月の視線が全集中してる事に気づいた。
「え？」
紗月の瞳がイタズラな光を放っている。
「そうですよ、自分に魅力がないからじゃないかって」
「！！」
慌てて飲み物を置いたAが紗月に駆け寄る。
「自分の胸が小さ・・！」
「きゃぁ〜！ そんな事言ってないっ！」
紗月の口を塞いだA。
「言ってません、私、そんな事言ってませんから！」
何故かチャン ミンを見て訴えている。
「いや、僕に言われても・・・」
今度はヨンハを見て
「オッパのバカっ！ 私、そんな事っ・・」
「すみません、Aちゃんと２人にさせて貰えませんか？」
冷静なユノの声が響き、皆がユノを振り返った。
「じゃ、僕、トイレ行って来ます」
チャン ミンが飄々とした顔で控室を出て行った。
「じゃ、私達も・・。オッパ、行こっ」
紗月がヨンハを連れて控室を出た。
残されたAはユノに背を向け立ち尽くしている。
「Aちゃん」
名前を呼ばれゆっくりと振り返ったAは俯いたまま・・・
「私・・・ホントに、そんな事は・・・」
「泣いたの？」
「泣いて・・ません」
ユノはAの指がギュッと握られたことを見逃さなかった。
「僕が・・・途中でやめたから？」
「泣いてないです」
「自分に魅力が無いせいだって？」
「泣いてない・・！」
Aの言葉を遮ってユノがAを抱き寄せた。
「！・・・ユ、ノさん、ダメ、放して」
「大丈夫、他に誰もいないから」
「誰か来たら・・」
「チャン ミンがなんとかしてくれるよ」
「でも・・・」
ユノから離れようともがくA。
「ごめん・・・」
Aを両腕で包んでユノが言った。
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
