忘れ物番長って？ ページ31
いよいよイベントライブ当日。
今日もマネージャー見習いとしてユノさんに同行したけど、ちょっと気が重い。
昨夜の事があったからか、ユノさんの態度が少し違って感じる。
まるで、腫れ物に触る様な？ よそよそしい様な？
私のせいかな？
考えると少し泣きそうな気持になってくるので、考えない様にはするものの・・・
さっちゃんとヨンハさんも見に来るらしく、その時は合流する予定だけど、
それまで頑張らないと・・・
ユノさんに迷惑かけないように・・・
・
・
・
「好きだよ・・・」
甘い声の呪文。
「ユノさん・・・好き・・・」
精一杯の想いを言葉にすると、ユノさんがたくさんのキスをくれた。
ユノさんの指の感触、首筋を滑る口びるに吐息が漏れてしまう。
恥ずかしくて顔を背けた。
「ゃ・・・」
ユノさんの手がTシャツの裾から入って来た時、電気が点いている事に気づいた。
「イヤ？・・・」
囁く声が艶っぽくて
「・・・電気を」
お願いすると明かりを暗くしてくれた。
またキスをしてくれたその顔がとても甘くて、愛しくて、幸せで・・・
Tシャツの中、素肌に触れ滑るユノさんの手。
私のドキ ドキが伝わりそう・・・
大きな手が私の胸を包んだ。
恥ずかしいけど・・・
(？)
急にユノさんが止まった。
なんか・・・固まってる？
手を胸に置いたままで・・・何？
私の首筋に顔を埋めていたユノさんが顔を上げて
「・・・ごめん、今日は無理みたい」
(え？)
「時間も遅いし、明日もあるから、もう寝ようか？」
「・・・あ」
「ごめんね、やっぱり疲れてるみたいで・・・」
「・・・はい」
正直、どう答えればいいのかわからなかった。
抱きしめてくれて一緒に寝たけど、なかなか寝付けなかった。
体のせいじゃなくて、心がザワザワして・・・
私じゃダメなの？
・
・
・
「何？ てっきり幸せそうな顔してると思ってたのに、何かあったの？」
さっちゃんとヨンハさんを入り口まで迎えに行って言われた最初の言葉。
「何もないよ？」
作り笑いをしたけど、見抜かれていた。
さっちゃんの視線が痛い。
仕方なくさっちゃんを人気の少なそうな隅へ連れて行った。
「何？ 喧嘩でもしたの？ もしかして私達のせい？」
「違うの。えっと・・、あの・・私って、い、ろ気、とかって・・ないかな？」
「へ？ 色気？ 何？ ユ・・彼がそう言ったの？」
「違う違うっ、違うけど・・・」
紗月の目がキラキラしていた・・・
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ryokasyu(プロフ) - 愛嬌さん» 申請ありがとうございます！お気に召していただけて本当に嬉しいです＾＾ (2021年1月12日 20時) (
レス) id: d540230153 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - カホルさんの書くユノ大好きです^_^お友達申請させた頂きました。宜しければ承認お願いします。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カホル | 作成日時：2020年9月27日 16時
